体のケアと健康について考えるブログ

健康に関する情報と体験レビューをお送りします

スポンサーリンク


【NHKスペシャル人体】脂肪と筋肉からのメッセージが病気や命を救う!

今回のNHKスペシャルは「人体 神秘の巨大ネットワーク」第二弾です。

www.nhk.or.jp

ips細胞の第一人者である山中伸弥教授と、「ブラタモリ」のタモリさんが司会を務める全8回の番組、今回はその2回目です。

第一回目から見始めていますが、2回目の今回はかなり興味を引いた内容でした。

脂肪と筋肉が命を救う。

これは見逃せません。

見た目にも機能的にも良きボディの友の筋肉が役に立つのはまだしも、あの脂肪、それも最近とみに下腹に無駄についてきている憎き「あやつが」が人様の役に立つなんて・・それも命を救うなんて!(最近、腹周りがヤバいので思わず感情的になってしまう)

全く想像できません。

それどころか眉唾ものです。

しかし!!

番組を見進めていくと、その謎は徐々に明らかになって、最後には「脂肪さん、筋肉さん、これからもよろしくお願いします!!!!」と泣いて自分の体をまさぐるようになるくらいに脂肪に敬礼!

これはなんということか!!

ということでですね!

番組の流れに沿ってレビューしていこうではありませんか!

 

脂肪が発するメッセージの秘密

 

冒頭で出てきたのは、アメリカに住むあるご家族。

生まれながらにして脂肪細胞を持っていない「筋肉萎縮症」のお子さんが登場します。

毎回の食事はサラダとヨーグルト、鶏肉とキャベツの和え物。

子供にしては結構な量を食べていたのですが、それを完食してもまだ満足できないようで、お母さんのご飯にまで手を伸ばそうとします。

ご両親の悩みは、この子供さんの食欲が異常なまでに「すごい」ことにありました。

なぜいくら食べても満足できないのでしょうか?

その原因は「脂肪細胞」にあったのです。

 

from: Philly.com

 

脂肪は生きた細胞の集まりで、細胞の内部にある油滴と呼ばれる部分に、体外から吸収したエネルギーを溜め込みます。

先ほどの子供さんは体内に脂肪細胞をもっていないために、食事で得た脂肪分や糖分が体内で行き所を失い、血中をさまようことになってしまいます。

そうなると必然的に血糖値や中性脂肪値が高くなり、 様々な病気を引き起こす原因となり、寿命も短くなってしまうのです。

ロックフェラー大学の教授による研究結果によれば、 脂肪細胞にあるレプチンという物質が脂肪からの情報を脳に行き届かせ、食欲をコントロールします。

「メッセージ物質」であるレプチンは、脂肪細胞からのメッセージ(エネルギーが十分あるので必要ない)を携えて血管に入り、血流に乗って脳に向かいます。

脳に至ってからの目指す先は視床下部という場所で、その神経細胞の表面にはレプチンだけを受け取る特別な場所があり、そこにたどり着いたレプチンは脂肪からのメッセージを脳に伝えて、脂肪細胞からの指令を果たすという仕組みになっているというのです。

ほかにもレプチンは、体内で栄養や酸素が必要な時、外敵(細菌など)が侵入したときに「侵入してきたよ」というメッセージを免疫細胞に伝えるなど、幅広い役目も果たしています。

まとめてみると、

・脂肪細胞にあるレプチンが体の各所にメッセージを伝える役目を果たす

・脂肪分やエネルギーが十分なときは、レプチンによって脳に「もう十分だ」と伝えることで食欲をコントロールする

・レプチンは外敵(細菌など)の侵入を人体の他の場所に伝える役割もある

 となります。

先ほどの筋肉萎縮症のお子さんの食欲が止まらない理由は、体内に脂肪細胞がないことで、体外から得たエネルギーや脂肪を受け取ることができないので満足感を得ることができないばかりでなく、脂肪細胞に存在するはずのレプチンも持たないために、脳に食欲の管理を行うようなメッセージを伝えることができないということにあったのです。

 

筋肉が発するメッセージの秘密

 

筋肉にも脂肪と同様にメッセージ物質が備わっており、そこから様々な情報が周囲に向かって発せられていきます。

このことが分かったのが、ある動物の存在からでした。

それはです。

 

from: heroviral.com

 

それも普通の牛の二倍の筋肉をもつ個体。

この牛を調べてみたところ、筋肉の細胞の中にあるはずのメッセージ物質「ミオスタチン」という物質が少ないことが、その異常な筋肉量の原因でした。

通常は筋肉の量が多すぎると、消費するエネルギー量も増大するために、このミオスタチンが周りの組織に「成長を止めてください」というメッセージを伝えて、筋肉の増加を抑えます。

しかしこの牛にはそれが少ないために、2倍ものムキムキぶりを発揮するに至った、ということなのですね。

ほかにも筋肉には「カテプシンB」という記憶を高めるメッセージ物質や、筋肉を動かしたときに発せられる物質「IL-6」などがあり、それぞれに適切な役割をもっているのです。(IL-6については記事の後半で)

 

なぜ食べ過ぎてしまうのか?

 

こうして脂肪と筋肉が持つ働きを説明したところで、番組は一挙にここでその二つを絡めていきます。

その向かう先は「肥満」

 

from: .menshealth.co.uk

 

現在、先進国を中心に肥満体、いわゆる「メタボリックシンドローム」にかかっている人が非常に多くなっています。

こうした現象はごくごく近年のことで、これは長い人類の歴史の中で初めてのこと。

長い期間、食料が足りない時代が続いたために、人類の肉体は飢餓に耐えうるようなメカニズムをもつようになったという話をどこかで聞いたことがあります。

いわば肥満は「人類が到達した、ある種の進化の証」ともいえるのではないでしょうか。

とはいえ、ゲストの宮川大輔さんも軽いメタボに入っているようで、「ついつい食べ過ぎてしまう」とこぼしていました。

メタボの原因の大きな一つは「食べ過ぎてしまう」ですが、実はこれもレプチンが関係あります。

レプチンは脂肪細胞からの「もうエネルギーは十分」というメッセージを脳に伝えて、それによって食欲をコントロールすることに役目がありました。

しかし一定量を食べ過ぎて、脂肪分やエネルギーを過剰に多く取ると、血管の中に脂肪が溢れかえっていきます。

ここでレプチンが脂肪細胞からの「もうこれ以上食べないでくれ」というメッセージを携えて脳に行こうとしても、血中にあふれ出た脂肪のために血管内に入りずらくなり、脳でレプチンを受け取るはずの細胞にも、たどり着きにくくなるという結果を招いてしまうのです。 

こうして「食欲」をコントロールできずに「食べ過ぎてしまう」ことになり、お腹のあたりが「たぷたぷ」してくるのですね。

これが続いて「メタボ」になってしまうと、ここからさらに様々な病気のリスクを負うことになります。

それは心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、腎臓病、糖尿病など、命の失うリスクを持った危険な病気です。

ハーバード大学の教授が、次のような研究結果で説明してくれていました。

「肥満の人からは、あるメッセージ物質が大量に放出されている」

食事で大量のカロリーを摂取した後、体内に吸収された大量の脂肪分が脂肪細胞にぶつかり、これを脂肪分がと認識して、全身に警告メッセージを送ってしまいます。

それを免疫細胞が受け取ると攻撃物質を発散しながら暴走して血管の内部に入り込み、次々に敵とみなした脂肪を自身に取り込んでいきます。

その結果、膨れ上がった免疫細胞が破裂して攻撃用の物質を撒き散らし、血管壁を傷つけるというのです。

これによって、心筋梗塞などの病気にかかりやすくなるのですね。

 

メタボ(肥満)による免疫の暴走を抑える役目は筋肉にあり!

 

こういったメタボによる免疫の暴走は薬で抑えることはできるようですが、自分の体のある部分を使って抑えることも可能だと言います。

それは「筋肉」

 

from: feelgoodtoday.com

 

人間は運動をすると「IL-6」というメッセージ物質が放出されます。

メタボの人の体内で暴走する免疫細胞は、この「戦うのをやめろ」という筋肉からのメッセージを受け取り、鎮静化して暴走を止めるようになります。

このことを発見した教授は「人間の体は動くことを前提に作られているので、筋肉を動かせばメッセージをきちんと受け止められるようになる」として、自らジムで運動しながら研究を進めている様子でした。

「IL-6」というメッセ―ジ物質は、もともとは日本人が発見したものだそうですが、そのときの研究結果は「免疫を活性化させる働き」であるにも関わらず、今回のこの研究の成果だと「免疫細胞を鎮める」という正反対の役割があり、まだまだこれから研究を進める必要があるようです。

 

まとめ

 

如何だったでしょうか?

今回のNHKスペシャルは、脂肪と筋肉のそれぞれが放出するメッセ―ジ物質がいかに重要な役割を持っていて、それを阻害するメタボがいかに命を縮める恐ろしい病気だということが、今回の特集で非常に分かりやすく解説してくれていたように思います。

脂肪と筋肉の関係でも、それまでは漠然と「筋肉は脂肪を燃焼してくれるから健康に良い」ぐらいにしか認識していませんでしたが、今回の放送内容でその大まかなメカニズムまで理解することができ、これは非常に勉強になったなと思いました。

脂肪細胞のメッセージ物質であるレプチンを治療薬に使うことで、筋肉萎縮症のお子さんの食欲を抑えることが可能になり、糖尿病などの病気を予防することができているようで、医療の進歩がもたらした人類の明るい未来という感じもします。

加えて周りのメタボな友人知人への「運動しろよ、食べ過ぎるなよ」の説教に強力な理論武装を与えてくれた気がしますね^^

これからも今日の放送内容を胸に、友人知人へのたゆまぬ健康啓蒙活動をはじめとして、日々運動と食事の節制に取り組んでいきたいと思います。(そして下腹をへっこますのだ!)

juntarouletter.hateblo.jp

 

おすすめ記事

【イマークS】健康診断で黄色信号?!増えすぎた中性脂肪値のために購入しました!

肥満は痛風への危険な第一歩!自宅でできる超簡単な運動でメタボを改善しよう! 

生活習慣病・がん予防にウォーキングが効果的!ニューバランスのウォーキングシューズ購入レビュー 

【NHKガッテン】「慢性炎症」特集!肥満を防ぐと炎症も起こりにくくなる?!