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体のケアと健康・防災を考えるブログ

健康に関する情報を中心に、防災に関することもあわせて取り上げていきます。

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宇宙飛行士の視覚異常の原因は脳脊髄液にあった?!

脳疾患系
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国際宇宙ステーションで数か月過ごした宇宙飛行士に起こる目の不調は、微重力による髄液の変化が関係しているのだとか。

www.afpbb.com

 

今回の研究を率いた米フロリダ(Florida)州のマイアミ大学ミラー医学部(University Of Miami Miller School Of Medicine)のノーム・アルペリン(Noam Alperin)教授(放射線医学・生体医療工学)によると、「一部の宇宙飛行士は、地球に帰還しても完全には元に戻らないほど重度の構造的な変化を起こしていた」という。

症状としては、眼球後部の扁平(へんぺい)化や視神経の炎症などが起き、結果的に遠視になる恐れがある。(上記サイトより)

  

研究者の発表では、本来なら体内を循環するはずの髄液が、微重力空間にあるために、頭部に通常よりも多い髄液が留まってしまったことが原因だとしているようです。

地球上なら重力があるので髄液が下に降りる。

だが宇宙船内の微重力状態だと、髄液が上に残ったままになる。

これを地球的な物言いで言うと、

頭が浮腫む

といったところになるのでしょうか。

 

脳脊髄液とはなにか?

 

一般的には、

 

脳室系とクモ膜下腔を満たす、リンパ液のように無色透明な液体である。弱アルカリ性であり、細胞成分はほとんど含まれない。略して髄液とも呼ばれる。脳室系の脈絡叢から産生される廃液であって、脳の水分含有量を緩衝したり、形を保つ役に立っている。

脳脊髄液 - Wikipedia

 

 と説明されています。

 

from: control.tfe.umu.se

 

この髄液の働きと宇宙空間における異常の原因はといえば、

 

脊髄液は通常、脳と脊髄への衝撃を和らげる一方で、栄養物を循環させ、老廃物を除去する働きをする。地球上では、脳脊髄液系は、座る、立つ、横たわるなどの姿勢の変化に適応するようにできているが、アルペリン教授の説明によると、宇宙空間では、姿勢に関連した圧力変化が起きないため、脳脊髄液系に混乱が生じるという。

宇宙飛行士の視覚障害、髄液の変化が原因か 論文 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 

となっていて、髄液が下に抜けずに頭に溜まった状態が視覚機能に影響を与える、ということになるのでしょう。

リンパ液の流れが滞ると足が浮腫んでくるのと同じで、脳内も髄液が滞って、それによって生じた浮腫みで目が圧迫されるのだと。

冒頭で取り上げたニュース記事でも、

 

長期の宇宙飛行を経験した飛行士は「飛行後に、眼球の扁平化や視神経の突起などの増大が有意に認められた」と論文は指摘している。

 

とあるように、眼球が物理的に変化するまでに至っているのは、液によって相当な圧力が常時かかっていたという証拠でしょう。

以前に、宇宙飛行士が長期の宇宙滞在で筋力や骨密度が衰えてしまうのは「耳石」という内耳の奥にある器官が関係しているという記事を書きました。 

juntarouletter.hateblo.jp

 

耳石とは内耳の奥にあって、体の平衡を司るための働きをする器官です。

いわば重力を感知する器官ですが、同時に筋肉や自律神経、目ともつながっているという、非常に重要な器官でもあります。

この耳石が動くことで筋肉に信号が送られ、そこで初めて筋肉が動く状態になるのので、逆に言うと、宇宙空間では無重力状態のためにこの耳石が動かず、そのため筋肉に信号が送られなくなって、いくら運動をしても筋肉が使われないということになってしまうのです。(上記記事より引用) 

 

今回のNASAの論文で取り上げた視覚への影響とは少し異なりますが(同じNASAによる発表ですが)、宇宙空間における人体構造の物質的変化、目に見えない体の奥で起こっている異変という意味では、その重大さは勝るとも劣らないと思います。

体を張って科学の発展のために活動を続けている宇宙飛行士のためにも、一日も早い解決策が得られることを願っています。

 

宇宙旅行に影響は?

 

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士は、数か月に及ぶミッションを宇宙船の内外で行います。

それに比べると、民間で行われる宇宙旅行は短いもので5分程度、長いもので10日前後となっているようで、かなり短期間の滞在になりますね。

宇宙旅行のご案内|クラブツーリズム・スペースツアーズ

宇宙旅行代理店 SPACE TRAVEL

 なので、プロの宇宙飛行士がかかるような視覚障害の危険性は比較的にも少ないと思います。

でも短期間にせよ、無もしくは微重力の異空間に滞在するわけですから、自分の体がそれに耐えられるかどうかというのはすごく心配ですね。

もちろんこういったツアーに参加するためには、健康状態なども条件に入っているようで、それをクリアした人だけが参加できるのですが、その場合は限りなく安全に近い状態の旅が楽しめると思います。

とはいえ、まだ私の周りでは誰一人として経験したことがありませんので(当たり前だ!)、あまりはっきりとしたことは言えないというのが実情。

心配であれば、日本国内で宇宙空間と同じ無重力状態を体験できる実験が有料で行われているようですので、そちらに参加されるのも一つの手だと思います。

日本宇宙フォーラム | その他のサービス | 無重力簡易実験

1名につき30万円~40万円だそうです。

料金には搭乗証明書、飛行服、DVD等の記念品、軽食が含まれるようなので、これはかなりお得な価格といえるのではないでしょうか。

 

 まとめ

 

これまで宇宙空間というのは、地上では味わえない風景と未知の刺激に満ちていると思っていたので、まさか人体にこういう形で生々しい弊害が出てくるとは想像もしませんでした。

イメージ的には宇宙は無重力状態でストレスもかからないし、筋肉の凝りとか、体の歪みも治しそうだし、フワフワと浮いていられるから移動すると気楽でいいだろうなあ、程度の非常にお気楽な考えを巡らしていたもんですから(汗)

でも考えてみれば、住み慣れた星から異質の空間へ旅立つのですから、地球で適応した人体構造に無理がくるのは当たり前のことですね。

なので、こうしてリアルな実態を知るにつれて、

「現実はやはり甘くない。それは地球だろうが宇宙だろうが、どこでも一緒だ」

という、およそ宇宙時代の幕開けとは程遠い、インディアンの古老のような人生的悟りを開いてしまったリアル現在の私(笑)

ともあれ、宇宙飛行士の方々には、長期間に渡って本当に大変なご苦労をされて頭が下がる思いです。

体が動かなくなったり、目や耳に障害が残るというのは、結構な後遺症だと思いますので、NASAの専門家チームによって一日も早い対策が取られることを願っています。

そして超個人的には・・・

どうかSF映画のように完全重力安定無敵状態の宇宙船が開発されますように。

そしてそこに自分が乗り込んで、心の故郷、惑星シリウスまで6泊7日のバカンスに出られる日が来ますように。

宇宙最高です!!

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