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体のケアと健康・防災を考えるブログ

健康に関する情報を中心に、防災に関することもあわせて取り上げていきます。

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ノロウイルスで集団感染の可能性か?

感染症
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広島の海上自衛隊呉教育隊で、60人余りがおう吐や下痢などの症状があり、ノロウイルスによる集団感染の可能性があるようです。

 

海上自衛隊呉地方総監部は9日、新人自衛官の養成などを担う呉教育隊(呉市幸町)で集団感染が起きたと発表した。呉市生活衛生課によると、隊員の1人からノロウイルスが検出された。市保健所が感染ルートを調べている。

毎日新聞ウェブ版

 

 ニュースによれば、今回の症状を受けて調理施設を消毒し、しばらくは備蓄している缶詰や外部で注文した弁当で対応するようですね。

前回にノロウイルスを取り上げた記事でも触れましたが(年末にかけてノロウイルスからの感染性胃腸炎にも注意を! )、ウイルスが含まれると予想される、吐しゃ物や糞便のかかった施設器具の消毒殺菌を行うのはもちろんのこと、各自が手洗いやうがいをこまめにすることが大切だと思います。

ウイルスに触れた器具などの消毒には、次亜塩素酸ナトリウムが効くようですので、万が一、ご家庭で同様のことが起これば、市販されている消毒剤を使うことも視野に入れておくのもよいかもしれません。

当たり前ですが、感染したと分かったならば、病院で治療を受けることを最優先させましょう。

 

ノロウイルスの特徴と感染経路

 

from: www.npr.org

 

東京都福祉局のホームページによれば、ノロウイルスとは小腸粘膜で増殖ウイルスで、冬場を中心に、年間を通じて胃腸炎をおこすようです。(以下、引用文は同ホームページより)

 

ノロウイルスの症状

吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱

潜伏期間

24~48時間(通常3日以内で回復する)

 

また感染しても全員が発症するわけではなく、風邪のような症状で済む人もいますが、抵抗力が落ちている人や乳幼児では数百個程度のウイルスを摂取することで発症する、とされています。

今回の海自呉教育隊でのノロウイルスと思われる症状の発生ですが、上記ホームページで書かれた感染経路に「おっ?」と感じてしまいました。

 

・感染経路は疫学的調査から、カキの関与が強く指摘されています。

・原因食品は、水やノロウイルスに汚染された食品、特にカキを含む二枚貝が多く報告されています。ノロウイルスは貝の体内では増殖できません。二枚貝の生息域がノロウイルスに汚染されると、ノロウイルスを体内に蓄積してしまうと考えられています。

 

カキといえば広島が全国一の生産量を誇る県。

そして海上自衛隊呉基地といえば、広島の瀬戸内海に面した良港にあるので、まさか・・!?・・・

もちろん流通の発達した現在では、あらゆる経路が感染源の可能性に挙げられるので、発生場所とノロウイルスとの関係性は単なる私の想像にすぎませんし、何より保健所が現在感染経路を調査中とのことで、まだはっきりしたことが分かっていない以上は、これ以上のことは触れないでおこうと思います。

現地の養殖業者さんや調理関係の方も、法令に従った取り扱いをされていると思いますので、おそらく今回のこととは関係はないでしょうし。

 

日本国内で流通している生食用のカキは、食中毒を極力回避するために生産・流通段階でいくつかの対策がとられている。

例えば、生食用として販売されるカキには加工基準が設けられ、カキそのものを対象として規格基準が設けられている。さらに、保存基準、表示基準も規定されている。

具体的には、加工基準としては、食品衛生法或いは厚生労働省通知に基づき、
・定期的な貝毒検査の実施
・大腸菌群最確数が一定以下の海域で採取されたもの
・それ以外の海域で採取されたものであって、大腸菌群最確数が一定以下の海水、または塩分濃度3%の人工塩水を用い、かつ、当該海水若しくは人工塩水を随時換え、又は殺菌しながら浄化したもののどちらかであることが規定されている。

カキ (貝) - Wikipediaより)

 

ただノロウイルスは85℃~90℃、90秒間以上の加熱で感染力を失うとされていますので(食中毒を起こす微生物 ノロウイルス)、カキに限らず、生ものは加熱してから食べるようにしたいものですね。

私はお好み焼きでは広島風、それもカキが入ったタイプが最も好きです。

超濃のどろソースがかかった熱々のカキを口いっぱい頬張って味わう瞬間は何物にも代えがたい貴重なひとときですので、これからも美味しいカキを安定して供給していただきたいと願ってます。

 

まとめ

 

年末にかけてノロウイルスのニュースが茶の間を賑わす季節になってきました。

今年は例年よりもインフルエンザの流行が早まっていて、さらにノロとの合併症状も懸念されているので、普段よりも日常のケアに気を付けて過ごしたいものです。

外から帰宅するとまずは手洗い・うがいを励行すること、栄養のあるものをしっかり食べて体力をつけておくこと、体を冷やさないこと、そして食べ物はできるだけ加熱すること、などに留意して、無事に年明けを迎えたいと思います。

 

追記(12月11日)

 

9日の海上自衛隊での集団感染に続いて、陸上自衛隊の駐屯地でも下痢やおう吐の症状を350人が訴えたようです。

 

静岡県小山町の陸上自衛隊富士駐屯地で、自衛隊員約350人が下痢や嘔吐などの症状を訴えていることが11日、わかった 御殿場保健所はノロウイルスの感染や集団食中毒の可能性もあるとみて調べている。

陸自隊員350人が下痢や嘔吐…ノロウイルスか : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

またしても自衛隊で集団感染のニュースとは驚きました。

しかも350人とは相当の人数ですね。

国立感染情報センターでは、ノロウイルスの感染経路を以下のように述べています。

 

ヒトへの感染経路は、主に経口感染(食品、糞口)である。感染者の糞便・吐物およびこれらに直接または間接的に汚染された物品類、そして食中毒としての食品類(汚染されたカキあるいはその他の二枚貝類の生、あるいは加熱不十分な調理での喫食、感染者によって汚染された食品の喫食、その他)が感染源の代表的なものとしてあげられる。ヒトからヒトへの感染として、ノロウイルスが飛沫感染、あるいは比較的狭い空間などでの空気感染によって感染拡大したとの報告もある。

ノロウイルス感染症(感染症情報センター)

 

基地内という比較的狭い空間、その中での集団生活(起床から就寝まで、そこでの多くの時間が基地内で完結するであろう)において、一度何らかの形で感染が起こると、他の場所よりも人との接触が濃厚なために、容易に多人数に感染していくということが想像できます。
今回の件がノロウイルスによる感染かどうかは判明していませんが、これがそうだとするならば、最初の突破口である一次感染がどういう経路を辿ったのか、またそれは再発防止が可能なものなのか、様々な角度で検証する必要があると思います。
これは全く個人的な考えなのですが、前回の海上自衛隊基地での集団感染の一次ルートが貝類やカキ等食品からのものだと仮定するならば、今回の陸自の場合は、屋外での訓練中に何らかの形で触れたり口にしたものが原因になったのではないか、たとえば、野外演習などによる経口感染とか、自衛隊という職種に限定されるような形での感染がきっかけとなったのではと・・
もちろんどちらの感染ルートも、何の裏付けも証拠もない推測からくるものですので、もし違っていれば大変申し訳ないのですが・・・
ただ自衛隊に限らず、どうしても集団生活をせざるを得ない学校や職場では、常にこうした集団感染の危険性ははらんでいると思います。
そうなれば、やはり日頃からのうがいや手洗いが必須になるでしょうし、飛沫感染や空気感染の可能性を考えれば、マスクの着用も当然必要になってくるでしょう。
インフルエンザとの合併症状の危険性も考えられますので、やはりここは一日も早い関係機関による、きちんとしたワクチンの開発と普及が成されることを望みます。 

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