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体のケアと健康・防災を考えるブログ

健康に関する情報を中心に、防災に関することもあわせて取り上げていきます。

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美容室脳卒中症候群で理髪店に損害賠償が発生!

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散髪中に脳卒中を発症した男性に損害賠償が支払われたようです。

 

www.afpbb.com  

 

散髪が原因で脳卒中を発症した英国人男性に理髪店から損害賠償として9万ポンド(約1300万円)が支払われた。複数のメディアが13日までに報じた。

2人の子どもの父親であるデーブ・タイラー(Dave Tyler)さん(45)は、散髪から2日後、仕事の商談中に突然倒れ、病院に救急搬送された。その際に医師から、最近散髪に行ったかを質問されたという。(同ニュースサイトより) 

 

散髪中に脳卒中を発症したからといって、理髪店側に責任があるのだろうか?それって男性がもともと病歴を持っていただけでは・・と思っていたら、実はそうではないようですね。 

 

医師らは、洗髪の際に首を後ろへ反らせる姿勢によって動脈が圧迫され、その時にできた血栓が脳卒中を引き起こしたと診断。タイラーさんは3か月間の入院を余儀なくされ、退院後は歩行のために杖が必要となったほか、視力低下のため車を運転することもできなくなった。(同サイトより) 

 

ああ、美容院とかで頭を後ろに下げるあの態勢か!と情景を思い浮かべることができて「なるほどな」と思いました。

しかしそれでも血栓ができるまでとはちょっと想像ができず、この理髪店でというよりも、この男性には血流が悪い体質も関係していたんじゃないかなとも思うわけでして。

ただ医師がそう診断しているということは、それなりの根拠があるというのでしょうか。

「理髪店が適切に頭部を保護することを怠ったため」という理由が通って店側は損害賠償に応じたようですが・・・

 

美容室脳卒中症候群とは?

 

 

引用記事の冒頭では単なる脳卒中と書かれていましたが、後半部に「美容室脳卒中症候群」と出てきたので、それが今回の正式な病名なのだろうと思い、記事タイトルにしました。

しかしこの病気、いったいどういうものなのでしょうか? 

 

・吐き気
・めまい
・手足のしびれ
・冷や汗
・首や後頭部の痛み
・嘔吐や強い頭痛も

シャンプーでめまいや吐き気!?「美容院脳卒中症候群」 [肩こり] All Aboutより 

 

手足のしびれや首や頭部の痛み、嘔吐など、かなり大変な症状のようです。
冒頭の英国の男性の場合は病院に搬送されたといいますから、これらよりもより激しい病状だったということになるのでしょうか。
では一体なぜこのような症状が起こったのでしょう?
先ほどのサイトによれば、 
 

・首を後ろへ反らせる姿勢をとることがきっかけになっていたこと

無理な姿勢によって脳へ繋がる動脈が圧迫を受け、血流が低下すると、体調不良の症状がでてしまう
・小さな血栓ができることも

・そのまま姿勢を元に戻した場合に、血液が勢いよく流れることになるため、血栓が血管内に押し流される。それが詰まってしまうと脳卒中になる可能性がある

 

とありました。

しかし動脈の圧迫がシャンプーの行う時の姿勢に問題があるということは、冒頭の引用記事でも触れられていましたが、分からないのが血栓の部分です。 

 

血栓はどうやってできるのか?

 

from:iifc.info

 

よく血栓は動脈硬化によって起こると言われていますが、実際の血栓による症状は急性と慢性の2種類があって、どちらも特有の症状があるようです。

  

急性の動脈閉塞

動脈硬化などで狭くなった動脈に、血が固まりやすくなる条件(例えば脱水状態など)が重なると血の塊ができて詰まってきます。これを 「血栓症」といいます。また心臓の弁膜症や不整脈が下地となって心臓の中にできた血の塊や、大動脈内にできた血栓がはがれて流れ出し、手足の末梢動脈をふさいでしまいます。これを 「塞栓症」といいます。

どちらも、急に手足の激痛や冷感・しびれ感などが生じ、皮膚の色も白くなり、実際に皮膚も冷たくなってしまいます。

こうした状態は一刻も早く手術を受けねばなりません。血栓を取り出し、血流を再開すれば症状はまさに劇的に改善されます。そのためにはとにかく、一時間でも早く専門医にかかることです。 

慢性の動脈閉塞

これには最近、とくに増えてきた「閉塞性動脈硬化症」と、 「バージャー病」があります。

閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化によって手足の末梢動脈が詰まったり、狭くなったりした状態で、しびれ、冷感、歩行障害などいろいろな症状が出てきます。

動脈硬化は全身に起こりますから、脳や首の動脈、心臓に栄養を与える冠状動脈、大動脈、腎動脈、腹部や足の動脈などに程度の差はあれ、だれしも60~70歳台になると、循環障害が起こり得ます。

[10] 血管の病気・・・「こぶ」と「詰まる」 | 血管・血液 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス 

 

急性、慢性共に、動脈硬化が引き起こす可能性が高いという点では一致しているようですね。

ということは、動脈硬化が遠因となって、今回の英国男性も理髪店で脳卒中を発症したということになるのでしょうか。

その方の病歴や体型、生活習慣を聞いて見ないと詳しいことは分からないと思いますが、もしそういう理由であれば、損害賠償を支払わされる羽目になった理髪店はいい面の皮になるのかもしれませんね。

ただ洗髪の際の首の傾斜が血栓を引き起こしたと記事では書かれていますので、やはりその辺りが理髪店側の処置の誤りになったのか・・

はっきりしたことは分かりませんが、とにかく血栓は怖い、そしてそれを引き起こす動脈硬化はもっと怖い!ということになりますね。

 

動脈硬化とはどうやって引き起こされるのか

 

少し前の記事で「虚血性心疾患」を取り上げたとき、動脈硬化についても触れました。

そのときに参考にさせてもらった引用元の記事の一部から「動脈硬化」の解説を載せさせてもらいます。 

 

・老化によって血管が硬くなること

・血管の壁に脂肪などの固まり(プラーク)が蓄積して血管の壁の一部が盛り上がり、血管の内腔が狭くなっている状態を指す

虚血性心疾患 | 疾患別解説 | 心臓病の知識 | 公益財団法人 日本心臓財団

  

血管の壁に脂肪などの塊・・・

これはまさに生活習慣病による結果といえるのではないでしょうか。

さらにこれは男性に起こる確率が高い症状ともいわれています。

  

動脈硬化の原因は一つではありません。

この変化を起こしたり、進めたりする条件を「危険因子」と呼んでいますが、その中には「男性であること」「齢をとること」のように、自分ではどうにもならないものから、「高血圧」「高脂血症」「喫煙」「肥満」「糖尿病」「ストレス」などのように、自分の意志次第でコントロールできるものもあります。

こうした危険因子を多く持つ人ほど、動脈硬化が加速度的に速まることがわかっています。危険因子の中でも「高血圧」「高脂血症」「喫煙」は特に重要で、3大危険因子になっています。

[21] 動脈硬化 | 血管・血液 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

  

どの危険因子も、生活習慣によって悪化したり、改善したりできる部分が大きいように思えます。

つまり、冒頭の英国男性も、おそらくは普段からの生活習慣がもとで動脈硬化を患っていて、その危険因子を持っていたことに気づかずに、理髪店で洗髪を受けた際に首を圧迫されて、血栓症を発症し脳卒中に陥った、と考えるのが、今調べていった流れでは妥当なのではないかと思います。

もちろんあくまで仮説ですので、実際には記事の通りのような気もしますが・・・

いずれにせよ、動脈硬化がもたらす疾患は、今回の美容室脳卒中症候群を始めとして、さまざまな病状に及びますので、普段からの生活習慣に気をつけていかないといけません。

 

 まとめ

 

美容室脳卒中症候群と聞いても、単語の冒頭に美容室がついているだけに(病気とは程遠いので)、いまいちその怖さがピンときませんでしたが、調べてみると、普通の脳卒中にかかる場合と遜色ないほどの病的要因が判明しました。

こうやって健康系のブログ記事を書いてると、その症状の原因の多くに生活習慣があることが分かり、やはり日頃のケアは大事なんだな、と改めて感じてしまいます。

今回の脳卒中も、血管が詰まることによって起こる病状であるわけで、それに至るまでに必要な処置や予防策というのは、個々人でしっかり意識していきたいと思います。

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血管を痛めてしまう代表的な病状に糖尿病がありますが、これについてその原因や予防策を述べた記事がありますので、よければご覧ください。

juntarouletter.hateblo.jp  

歯周病も血管を痛めてしまう意外な病状であることも分かっています。

こちらも詳しく触れていますので、よければご覧ください

juntarouletter.hateblo.jp

  

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