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失った歯の数と動脈硬化には関連性があるらしい

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京都大学の研究グループが歯の健康状態と動脈硬化に関連性があることを明らかにしました。

 

浅井啓太 医学研究科助教らの研究グループは、2007年から2010年に滋賀県長浜市で行った、市民を対象とした大規模な疫学調査である「ながはま0次予防コホート事業」の第一期調査で得られた約10,000人の情報を用い、失った歯の数と動脈硬化度に有意な関連があることを証明しました。

失った歯の数と動脈硬化が強く関連することをコホート研究で初めて証明 -歯周病の予防が動脈硬化を防ぐ可能性- — 京都大学

 

引用元の学術サイトで述べられているコホート研究というのは、特定の地域や集団を対象に、長期間に渡ってそれらの人々の健康状態を調べ、それが環境や生活習慣などとどう関連しているかということを調査する研究のことです。(weblioより)

今回のコホート研究は2007年から2010年までに約一万人という人数を対象に行った調査ですが、私自身、コホート研究が対象とする人数の規模の基準がいまいちよく分からないために、今回の調査で行われた一万人が多いのか少ないのかが、いまいちピンとこず・・・

ただ3年という期間と、一万人という人数は素人目に見てかなり大規模だと感じますし、対象を歯と動脈硬化に限っていますから、信憑性は確かなものなのでしょう。

 

口内フローラとの関連性

 

記事では、

 

「ながはま0次予防コホート事業」の第一期調査において、参加者全員の歯科検診で確認した歯を失った数から、矯正治療や外傷などにより失われた歯の数を除き、歯周病などの口の中の持続的な炎症で失った歯の数を指標としました。

 

と書かれていて、失った歯というのが、歯周病などの口内炎症によるものに限ったということが分かります。

そして研究結果ですが、

失った歯の数と動脈硬化の間には有意な関連がある

となっていて、これはつまり、

歯周病が動脈硬化を引き起こす可能性が高い

となるのではないかと思います。

ということは、これは以前からこのブログでも頻繁に取り上げてきた「口内フローラのバランスの崩れが血管を傷める」というガッテンの内容とぴったり重なるのではないでしょうか?

juntarouletter.hateblo.jp

口内フローラとは、口の中に存在する無数の菌を色付けして顕微鏡で見えた模様のことを指します。

無数の菌には良性のものと悪性のものがあり、ほとんどは良性菌で、さまざまな雑菌やウイルスを撃退する役割がありますが、残りの悪性菌は体の免疫機能が落ちたりすると数を急速に増やして、歯周病などの悪さをすると言われています。

ということは、今回の京都大学のコホート研究の結果は、単にこのNHKガッテンで取り上げた内容を、より学術的に明らかにしたということになるのではないでしょうか?

いやいやむしろ、こうした公的な学術機関の研究成果を、より一般に分かりやすい形でNHKガッテンが番組でまとめて取り上げた、というほうが正しい解釈なのかもしれませんね。

 

歯周病からどうやって動脈硬化になる?

 

今回の京都大学の研究成果では、「失った歯」の原因を、あくまで

口の中の病気

や、

歯周病などの口の中の持続的な炎症

と表現されていて、必ずしも「歯周病」と限定しているわけではありません。

ただこの記事では、動脈硬化との関連性を自分的に説明しやすくするために、あえて歯周病とさせてもらおうかなと思います。

その歯周病ですが、それは主にジンジバリス菌という悪玉菌が、口内バランスが崩れたときに力を増して引き起こす病気だといわれています。

 

 

このジンジバリス菌は空気に弱く、口内の空気に触れない場所に避難するように逃げるのですが、そのときに歯肉の奥にある血管にまで到達することがあります。

そのときにジンジバリス菌が歯肉の奥の血管動脈に侵入して体中に巡るようになると、それが血管壁を傷めて、さまざまな病気を引き起こします。

(一説によれば、体内の免疫機能が働いているので、菌そのものは殺せるのですが、その死体が排出する毒素で血管や内臓に悪影響をもたらすともいわれています)

こういった流れが動脈硬化にも影響するとすれば、歯周病は非常に恐ろしい病気だといえますね。

京都大学の研究グループも、口の中の病気の予防を勧めていますので、しっかりと口内ケアを行っていきたいものです。

 

まとめ

 

口内衛生の悪化で歯を失うというのは、ただ単に見た目や嚙み心地が悪くなるだけでなく、血管を傷めて様々な病気を引き起こす要因となるために、決してバカにできないことだと思います。

NHKガッテンで取り上げていた「緑茶うがい」も悪玉菌の働きを抑えるのに非常に効果があるというので、早速試した人も多くいたかと思いますが(私も試しました)、同時に歯科医院で口の中の定期検診を受けるのも大切なことですね。

歯磨きやマウスウォッシュなど、口の中の予防は誰でも簡単にできますし、慣れると結構気持ちのいいものなので(歯肉をマッサージするので)、ぜひとも歯科医の指導を受けたうえで正しいブラッシングをおススメします。

 

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