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NHKガッテンの「肺炎」を予防するには肺炎球菌ワクチンで脾臓を元気にすること!

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今日のガッテン!は「肺炎を予防するSP」です。

www9.nhk.or.jp

日本人の死因3位といわれる「肺炎」。

特に高齢者は一度かかると重症化しやすく、死亡することもあるので注意が必要です。

そんな肺炎を予防するには、どうしたら良いのか?

では番組の流れに沿って、説明していきましょう。

 

肺炎の原因とは?

 

肺炎の元になるのは、主に肺炎球菌と呼ばれる細菌です。

 

from: van Opijnen Lab

 

肺炎の原因となる細菌は、約30種類あるそうですが、肺炎球菌が最も多いのだとか。

この肺炎球菌が肺に侵入することで、肺炎と呼ばれる症状になります。

では肺炎球菌はどこに潜んでいるのか?

番組では、重い肺炎にかかってしまった女性を取材して、その原因となる場所を特定する調査を始めました。

細菌ということで、ヌメりがある台所や風呂場を中心に調査しましたが、どこにも存在しません。

それどころか、街中のあらゆる場所、電車のつり革やトイレなど、いかにも細菌が繁殖しそうな場所も、肺炎球菌は存在しないというのです。

ではいったいどこに存在し、どうやって人体に侵入するというのか?

それは実に簡単な場所にありました。

鼻の奥の咽頭と呼ばれる場所に肺炎球菌は常在していたのです。

 

from: フコイダンがん治療net

 

肺炎球菌は太古の昔、空気中に存在していたのですが、気候の変化が激しくなったため、一定の気温を求めていつしか人体の中に居ついてしまったといいます。

36度が最も肺炎球菌が居心地がよいとされる温度で、咽頭付近はそれに見合った場所であるということなのですね。

しかし通常はただ咽頭付近に存在するだけで、肺炎になることはありません。

これに異変がもたらされるのは、風邪やインフルエンザで咽頭が傷つきやすくなったとき。

このときに肺炎球菌は肺に侵入し、肺炎の症状をもたらすのです。

 

ワクチンで脾臓を元気に

 

一度かかってしまうと抗菌薬の投与などで病原菌を死滅させる治療が必要ですが、症状によっては重症化してしまうので、まずは予防することが大切です。

そのための予防接種が「肺炎球菌ワクチン」です。

肺炎球菌ワクチンは脾臓を元気にする働きがあります。

脾臓というのは、免疫機能造血機能古くなった血球を破壊したり、血液の貯蔵を行う臓器のことで、ちょうど肝臓の反対側に位置します。

 

from: Mental Floss

 

通常は人体に侵入した細菌は、好中球と呼ばれる免疫細胞(白血球の一種)によって排除されるのですが、肺炎球菌はその周りにあるバリアで好中球から身を隠してしまうため、免疫機能からスルーされてしまいます。

 

from: Institut de Biologie Structurale

 

このとき脾臓に存在する免疫細胞「マージナルゾーンB細胞」が独自の免疫機能で肺炎球菌をキャッチし、その存在を好中球に知らせることで肺炎球菌は排除されるという流れになります。

こういったマージナルゾーンB細胞の働きから、肺炎球菌の撃退には脾臓が大切な働きをすることが理解できるわけですが、高齢になるにつれ、脾臓のサイズが縮小していきます。

脾臓の大きさが小さくなるにつれて「マージナルゾーンB細胞」の数も減ってしまうために、肺炎球菌を撃退することが難しくなる。

そのために、ワクチンで脾臓を元気にして「マージナルゾーンB細胞」の数を増やし、肺炎球菌を撃退するという仕組みなのです。

そう考えると、とにかく脾臓にあるマージナルゾーンB細胞を増やせば肺炎にはかからないのだから、若い時からでもワクチンの接種してもいいんじゃないか?という考え方も出てきますが、ワクチンの数には限りがありますので、どうしても肺炎のリスクが高くなる高齢者を優先するのは仕方のないことなのです。

このため全国の各自治体では、該当する年齢の方を対象に、定期的な予防接種を勧めています。 

 

期 間:2014年10月~2019年3月の間
対象者:65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳 になる方

補助額は50~100%の場合が多いですが、自治体によって異なりますので、詳しくはお住まいの自治体の「予防接種」の窓口までお問い合わせください。

ガッテンの公式サイトより

 

該当する年齢以外の方もワクチン接種は可能のようですので、こちらも詳細は各自治体の窓口でお問い合わせください。

 

肺炎球菌による重症化を防ぐワクチン接種

効果:5年間

費用:8000円

 

 他にも、咽頭の保菌そのものを無くすワクチン(主に子供)があります。

 

咽頭の保菌を無くすワクチン接種

効果:一生

費用:1万円(子供は無料)

 

アメリカでは、赤ちゃんの頃から保菌を無くすワクチンを打つことで、75%の子供が肺炎球菌そのものが存在しなくするという効果が出ているようですね。

子供の頃からこうしたワクチンを打つことで、最終的には地球上から肺炎球菌が存在しなくなるという可能性も出てくるとか!

まさに夢のワクチンですね^^

日本では2013年から、このワクチンの予防接種を赤ちゃんにするように勧めていますが、果たしてアメリカと同様の効果が得られるのでしょうか。

またアメリカでは、成人が咽頭の保菌をなくすワクチンを打つ場合は、まず初めに子供用の肺炎球菌ワクチンを先に打ってから、一年後に大人用のワクチンを打つようにしているといいます。

番組では出演されていた医師が、日本とアメリカでは環境が異なるので、一概に同じ効果が得られるとは思わない、日本では先に大人用のワクチンを打ってから、一年後に子供用のワクチンを打つということを勧めている、とおっしゃってました。(ここの順序は少し曖昧なので、間違えていたらすいません)

いずれにしても、こうしたワクチン接種で肺炎の予防だけでなく、菌自体の死滅が実現できるというのは本当にすごいことだと思いますし、そうであれば、私もワクチンの接種を受けないといけないなあと思いますね。

ただ両方のワクチンを受けるには、先の記述にもありますが、一年の期間を空けないといけないようなので、そこは注意が必要です。

 

最後に

 

肺炎の予防にワクチンが効くというのは、それほど目新しい情報ではないように思いましたが、そのワクチンの働きがどのようなもので、それがどういう流れで機能を発揮するかという内容を知ることができたのは、今日のガッテンの最大のポイントではないでしょうか?

またワクチンの種類によっては、菌そのものの死滅も可能だという話も目から鱗でしたし、それによって自分も接種に行こうという気にもさせてくれたのも、これまたガッテンならではの宣伝力かなあと思いました。

ただ国が積極的に進めていた子宮頚がんワクチンによる副作用被害の件もありますので(「子宮頸がんワクチン 副作用」で検索すると多くの関連サイトが出てきます)、一概にワクチンを受けることだけが、肺炎の予防であったり、肺炎の元になる細菌の撃退につながるということではないのかもしれません。(実際に今日取り上げた肺炎球菌も、あくまで数十種類ある細菌の代表的な一つですので)

ですので、完全に信用するというのではなく、あくまで一つの大きな指針であり、予防法の一つであるという認識は大事かと思います。

では最後に肺炎予防の簡単技を一つ。

番組で紹介されていた「誤嚥肺炎を防ぐ方法」です。

こちらは非常にシンプルで効果的です。

寝ているときに、少しだけ枕を高くするだけ。

 

from: ikea

 

枕がなければ、座布団やクッションを敷いても良いですし、ベッドなら同じものを肩のあたりに敷くだけでもOKのようです。

誤嚥肺炎は、寝ている間に唾液が肺に入って炎症を起こしてしまう症状なので、上体を高くすることで防ぐことができます。

知人が介護施設で働いていますが、実際に同じような処置を行うことがあるそうですね。

もちろん、無理のないように行うのが一番ですので、自分や本人にとって楽な態勢で、頭を高くできれば良いかと思います。

誤嚥肺炎は高齢者に多く見られる症状で、亡くなった私の祖母も直接の死因はやはり誤嚥肺炎でした。

この時にガッテンで紹介された方法を知っていれば、祖母も寝ているときにもう少し楽な睡眠がとれたかもしれませんし、誤嚥による肺炎を患わずに済んだのかもしれません。

ですので、できるだけそうした症状にかからないためにも、簡単ですぐに実行できる方法が多くの高齢者の家族を持つ方に必要だと思います。

その時に使う枕やクッションとしては、低反発のものだと普通の枕よりもゆっくりと沈み込みますし、起きた時の違和感があまりないように感じるので、自分や家族は普段から低反発のものを好んで使用しています。

もちろん低価格ものや家にあるものでも十分に代用できると思いますので、それぞれのご家庭の環境や事情にあったやり方で行って頂ければと思います。

 

参考サイト:

肺炎球菌感染症(高齢者) |厚生労働省

肺炎 病気の基礎知識|アステラス製薬|なるほど病気ガイド

脾臓 - Wikipedia 

 

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