読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

体のケアと健康・防災を考えるブログ

健康に関する情報を中心に、防災に関することもあわせて取り上げていきます。

スポンサーリンク


野草成分にアルツハイマー病の改善効果があると研究チームが発表

スポンサーリンク

野草の一種から取れる物質によってアルツハイマー病の症状を改善させる効果があることを、4日に国立循環器病研究センターの医師が発表したとのニュースです。

www.jiji.com

正確には「英国の専門誌上に発表した」とのことで、現段階ではマウスによる実験が成功して、次に人への臨床試験に移る予定のようですね。

記事によれば、

 

野草の「マリアアザミ」などから取れるポリフェノールの一種「タキシフォリン」に、アルツハイマー病につながる脳血管への老廃物の蓄積を抑える効果があると発表した。(中略)同血管症を起こさせたマウスに抗酸化作用などがあるタキシフォリンを投与。その結果、有毒なアミロイドβの量が減少したほか、脳血流量の低下を抑制することができた。

 

とのこと。

ちなみにアザミとは、キク科に属する植物で、葉に切れ込みやトゲがある特徴的な外見を持っています。

 

from: Oregon State University

 

世界に250種類以上あり、日本でも100種類以上を見ることができるそう。

またみそ汁の具や山菜の天ぷらとして食べる地方もあるようです。

このアザミからタキシフォリンがとれるということで、今後は食用だけでなく「薬草」としても注目されるかもしれませんね。 

 

アルツハイマー病とタキシフォリン

 

何度かこのブログでも取り上げてきましたが、もう一度、この病気についてまとめてみたいと思います。

 

アルツハイマー病の特徴

・脳の神経細胞が減少する

・記憶を司る「海馬」を中心に脳全体が委縮する

・脳に「老人斑」というシミが広がる

・脳の神経細胞に糸くず状の「神経原線維変化」が見つかる

 

などの現象を指します。

これらの症状はアミロイドβと呼ばれるタンパク質が蓄積することが原因の一つだと考えられています。

 

アミロイドβ⇒健全な神経細胞が変化・脱落⇒脳全体の働きを低下⇒脳委縮を進行してしまう

 

またよくいわれる「認知症」は病名ではなく、あくまで認識や記憶の障害、それによる社会生活の困難な状態のことを指します。

アルツハイマーはその認知症を引き起こす要因の大きな一つで、認知症全体の6割を占めると言われています。  

 

from: medscape.com

 

アルツハイマーを引き起こすアミロイドβに効果的なのが「タキシフォリン」という物質ですが、この物質は「フラバノン類に属する天然のフラボノイド」になります。

フラボノイド

フラボノイドとは、植物に含まれている色素、苦味、辛味成分であり、その多くには抗酸化作用が含まれていることから、タキシフォリンもその系統に属する天然植物成分といえます。(特にシベリアカラマツに豊富に含まれています)

以下のサイトで野草のアザミ以外からも、タキシフォリンの生産は可能だというデータがありました。

www.ffpri.affrc.go.jp

 

主旨をまとめてみます。 

 

◎樹木から作られるフラボノイドの一種であるカテキンには、抗酸化作用や抗菌作用がある。

◎抗菌力の高さから、自然界でどのように分解されているのか分からなかった

◎森林の酸性土壌から特定の細菌OX-01を発見し、これによってカテキンが完全に分解できることがわかった

◎この細菌OX-01によって、カテキンが2段階の酸化反応を経て、タキシフォリンという物質に変換されて分解に至ることが明らかになった

◎さらにこの細菌OX-01株から取り出した抽出液を用いることで、比較的容易に安定的にカテキンからタキシフォリンに変換できることも判明した

 

結果として、

 

・微生物がどのようにカテキンを分解するのかを明らかにしたこと

タキシフォリンがカテキンから生産可能であること

 

が研究成果として挙げられています。

シベリアカラマツ由来のタキシフォリンは高価なようなので、その点、カテキンだと低コストに生産できる強みはあるかもしれませんね。

また抗酸化力という面から見ても、カテキン単体よりも、そこから生成されるタキシフォリンのほうが効果が高いことから、ここでの研究結果の目玉は「安価な素材(カテキン)から、より抗酸化力のあるタキシフォリンが生成できる」ということに尽きるのではないかと思います。

ただ実際にメディアで大きく取り上げられているのが「野草のアザミから採れたタキシフォリン」なので、カテキン由来のタキシフォリンに関しては、まだまだ臨床実験段階なのかもしれません。(研究成果は2016年)

とはいえ、アザミ、カテキン双方とも植物由来で安心して摂取できるイメージはあるので、一日も早い薬の実現化を期待したいと思います。

 

まとめ

 

2025年には1300万人に達すると言われる認知症患者の数ですが、その6割を占めるアルツハイマー病の数を減らすことができれば、認知症全体を抑制することも夢ではないかもしれません。

タキシフォリンがその鍵となれば良いですね。

あと個人的には森林総合研究所のカテキン由来タイプの実現化に期待してます。

カテキンはこれまでこのブログでも何度も取り上げてきてますので、その健康効果の高さも分かっていますし、毎日粉末緑茶で生カテキンをとっているので親近感もあります(笑)

juntarouletter.hateblo.jp

アルツハイマーになる年齢ではまだないのですが、いつかのために、安心できる材料が一つでもあれば嬉しいですね。

とりあえず、実現化までは生カテキンで体をヘルシーに保っておくとしましょう^^

 

関連記事

NHKスペシャル「認知症社会」で知った介護ケアへの新たな試み

点滅する光がアルツハイマー病の治療に有効か

めいらくの「のむ大豆」でお腹がすっきり!

 

参照サイト:

認知症フォーラムドットコム

アザミ - Wikipedia

フラディスカの主成分

フラボノイド | 成分情報 | わかさの秘密