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体のケアと健康・防災を考えるブログ

健康に関する情報を中心に、防災に関することもあわせて取り上げていきます。

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NHKスペシャル「大地震 あなたの家はどうなる?」で明らかになった地盤リスク!

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昨年(4月14日)起きた熊本大地震から約1年、被災地となった熊本県ではさまざまな調査が行われています。

その一つとして「表層地盤」の調査があり、同県の益城町では地盤の違いにより、被害の程度の差が相当に出たという結果が明らかになりました。

今回のNHK特集では、その「地盤リスク」に関しての新たな知見を得ることでができました。

www6.nhk.or.jp

 

地盤リスクとは?

 

番組の冒頭で、熊本県益城町の様子が映し出されていました。

当時そこに住まれていた住民の方が、地震当日のことを語られています。

「地震がきたとき、家が縦に激しく揺れていた。動くことはできなかった。まるで自分たちがピンポン玉のように家の中を揺らされているだけだった」

当日の激しい揺れが具体的な言葉とともに克明に描写されていて、それを聞くだけでも、そのときの様子がはっきり脳裏に浮かぶようでした。

私自身も阪神淡路大震災のときに激しい揺れを体験しており、自宅が全壊しただけではなく、周囲の家屋も軒並み倒壊した経験があるため、取材を受けていた住民の方の感じた恐怖や筆舌に尽くしがたい感情は、ほんの少しかもしれませんが、理解できる気がします。

juntarouletter.hateblo.jp

さらにその辺り一帯は家屋が全壊したりして、相当な被害が出ているのですが、一方で同じ町内でありながら軽微な被害で済んだ場所もあるようで、ここのところも20年前の震災と類似点が多いと思いますし、「やっぱり地盤が問題なのだろうな」と感じた理由にもなりました。(当時も前日から私が滞在していた場所は六甲山の麓近くだったため、被害が少なかったです)

この違いはなにか?ということで、地面の上に地震計を設置してデータを計測した結果、「深さ数十メートルまでの軟らかい地盤。特に戸建てに影響を与える揺れが、2倍に増幅させていた可能性が浮かび上がった」(同サイトより)ということがわかったのです。

これが「地盤リスク」となり、これまでとは異なる新しい地盤調査結果によって、首都圏を中心に地盤の見直しが進められているということでした。 

 

大都市で発生しやすい地盤リスク

 

from: Physics World

 

専門家は表層地盤の深さによる地震の揺れの違いを模型を使って分かりやすく説明しています。

水槽の中に土を入れて、その表層部分と底部分の2つに高感度センサーを入れて、水槽を揺らしてみたところ、上部の揺れが激しいことが分かりました。

実際に行われた地盤調査でも、地盤の中にある粘土層が20メートルの場所が最も激しく揺れており、表層地盤の深さによって被害程度が大きく変わるということになるのです。

地盤レベルを3段階に分けてみます。

 

厚い地盤⇒ゆったりした揺れ

中ほどの地盤⇒激しい揺れ

浅い地盤⇒短い揺れ

 

こうした新たな地盤データの知見によって、「戸建てが揺れやすい地域」「中高層ビルが揺れやすい地域」などの詳細な分布が分かるようになり、より詳しい解析が可能になったということでした。

そして大都市ほど地盤が柔らかい場所が多いため、地盤リスクを受ける場所も広がっているようなのです。

こうした地盤調査をもとに、首都圏がある関東平野で起こり得る「最新の揺れやすさマップ」が公開され、一部の地域ではこれまでの「揺れやすさデータ」による震度想定を書き換える必要が出てきていました。

この地盤リスクを調査している防災科学研究所が年内には「最新の揺れやすさマップ」をインターネットで公開するということなので、気になる人はぜひチェックしてみる必要がありそうですね。

 

まとめ

 

番組の後半では、地震の揺れによる被害を軽減する「二枚組工法」(合板を二枚組にする)が紹介されて、安価かつ簡単な方法で地盤リスクを回避できる新たな試みがあることを知ることができました。

地盤の程度によって揺れの違いも出てくるので、その上に立つ建造物が高層か中層か、もしくは低層かによって被害想定もしやすくなり、それによって生み出された工夫のようですね。

地震を調べる地震計も従来の地盤計測とは違って非常に簡単にできるため、個人や会社への「地盤リスクデータ」を可能にした、新たなビジネスモデルも出てきていると知り、色々な意味でこれまでにはなかった「地盤リスク」を巡る動きに非常に興味をそそられます。

耐震対策 

自分が経験した阪神淡路大震災のときも、被災地となった地域は地盤が固く大きな地震はこないと言われていた結果、リスク回避や想定も甘くなって、事前事後の対策に大きな後れを取った面はあると思います。

こうした教訓を汲んでか、近年では防災関連の情報や取り組みがメディアでも定期的に取り上げられるようになっていて、実際の防災の面でも、意識を高める面でもすごく良い流れだと感じてます。

juntarouletter.hateblo.jp

今回の放送のような「地盤リスク」を事前に知ることができたり、それを回避もしくは軽減できる方法が取り上げられことは、地域だけでなく、個人にとってもすごく意味のあることだと思いますので、これからも引き続き最新の地震対策の研究成果を公開してほしいと願っています。

 

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