体のケアと健康について考えるブログ

健康に関する情報と体験レビューをお送りします

スポンサーリンク


花粉症を引き起こす免疫細胞に結核を防ぐ効果が!【健康ニュース】

スポンサーリンク


花粉症などのアレルギー症状を発症させるきっかけとなる「マスト細胞」に結核を防ぐ働きがあることを福井大学医学部の研究チームが突き止めたようです。 

www.fukuishimbun.co.jpもともとは寄生虫による感染を予防する働きがあった免疫細胞(マスト細胞)ですが、寄生虫感染の心配が減少した先進国では、逆に花粉症を引き起こす原因となっていたとのこと。

よくいわれる「過剰な免疫反応がアレルギー症状を生み出す」は、このマスト細胞が犯人だったということになりましょうか。

決して悪者ではないけども、強すぎるがゆえに周りを傷つけてしまう。そんな超人ハルクのようなイメージを(勝手ながら!)マスト細胞には抱いてしまいました(笑)

 

マスト細胞の働きと機能

 

さてこのマスト細胞ですが、具体的には以下のような機能を持っています。

 

・造血幹細胞に由来する血球系細胞で、マクロファージや樹状細胞と同様に組織に分布している。

・蕁麻疹は局所におけるマスト細胞の活性化が原因。

・ヒスタミンをはじめとした各種化学伝達物質(ケミカルメディエーター)があり、細胞表面に結合したIgEに抗原が結合しその架橋が成立すると、それがトリガーとなって細胞膜酵素の活性化がうながされ、結果的に内容物である特異顆粒、すなわちヒスタミンなどが放出される(脱顆粒)。 

マスト細胞とは? | 薬学部田中研究室

 

少し難しい解説になっていますが、要するに血球系細胞にあるマスト細胞が、外部からの特定の物質による刺激を受けて、ヒスタミンを放出するということですね。

 

from: Mast Cell Aware

 

ヒスタミンというのは、

 

強力な起炎物質であり、浮腫や発赤といった炎症に特徴的な症状を惹起します(くしゃみや鼻水、痒みといった花粉症の症状)」

(上記参照サイトより)

 

のようで、いわばアレルギー症状の直接のきっかけとなる物質とのこと。

ヒスタミンにはほかにも「血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進などの薬理作用」があって、一概に人体に有害であるとは限りません。

ただ過剰に分泌されると「ヒスタミン1型受容体(H1受容体)というタンパク質と結合して、アレルギー疾患の原因」となるので、治療ではヒスタミンの作用をブロックしたり、細胞からの放出を抑制する投薬を行うことがあるようです。

これらがマスト細胞とそこから放出されるヒスタミンの主な機能になりますが、今回の福井大学医学部の研究発表では、このマスト細胞を結核菌に投入することで、細胞からヒスタミンが放出されて結核菌感染を防御することになるよう。

いわば「寄生虫による感染亡き後、新たな攻撃目標を発見!」というところでしょうか?

結核は結核菌が体内(多いのが肺)に入り込んで発症することをいいますが、体内に入り込む、すなわち感染しただけでは、すぐさま発症ということにはなりません。

体内の免疫細胞が結核菌を取り囲んで核を作り(この状態を「結核」というようです)、菌の働きと増殖を防ぐからです。

この免疫機能が機能しなくなったとき(合併症や老化、体力の消耗時など)、それまで封じ込めていた結核菌が増殖をはじめて「結核」を発症します。

マスト細胞そのものは、もともと体に備わっているものでしょうから、結核菌に有効なのは昔から変わっていないはずですが、こうやって改めて研究成果として発表されるということは、それだけ病気のサイクルが昔と変わってきたということになるのかもしれませんね。

 

まとめ

 

今回このニュースに目を引いたのは、人々を苦しめる花粉症の原因になっている体内物質が、昔は不治の病といわれた病気に有効であるということではないかと。

私自身は花粉症ではないですが、同様のアレルギー(気管支喘息、アトピー性皮膚炎)で十代から二十代の初めまで患っていて、そうとう苦しんだものですから、種類は違えどアレルギーで苦しむ人の気持ちは少しは分かる気がします。

なので、この苦しい症状を引き起こしている”何か”が、ほかの病気に、それも命にかかわる病を防ぐのに役立つというのは、何だか複雑な気持ちになりますね。

アレルギーそのものが自家中毒のようなものだと考えれば、本来は人体には悪いものではないのでしょうが・・・

ともあれ、結核はいまだ国内では年間に18000人が感染し、2000人の方が、海外でも150万人の方が亡くなっている重大な病気の一つですから、治療法はすでに確立されてるとはいえ、一つでも対処法が多くあるに越したことはないと思います。

ぜひこれからも実用化に向けた研究を続けていって欲しいと思います。

「風邪・インフルエンザ対策」まとめ【随時更新】

「カテキン粉末緑茶」おすすめランキング【随時更新】

 

おすすめ記事

鼻風邪や花粉症の不快感・グズグズ感をすっきりさせたいときにはこれ! 【ナチュラルハーブスプレー レスピレーション】

痛くない鼻洗浄液でで鼻スッキリ!「ニールメッド・サイナス・リンス」

【NHKガッテン】肺炎を予防するには肺炎球菌ワクチンで脾臓を元気にすること!

アレルギー疾患対策に厚生労働省が本格着手か

 

参考文献・サイト

結核について 結核Q&A 公益財団法人結核予防会

ヒスタミン - Wikipedia