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NHKスペシャル 「夫婦の危機」はホルモンに原因があった?

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今週のNHKスペシャルは、題して「夫婦の危機」。 

www6.nhk.or.jp

かつてないペースで離婚率が増えている昨今、その理由の多くが「夫が妻を理解しないこと」にあるからだといいます。

わけもなく怒る妻に困惑する夫・・

決して妻のことを理解していないわけではないが、何かが違う。

アプローチ方法?

それとも態度?

意味が分からないまま、「分かるよ」と頷いても、逆に「分かってねーよ」と冷たく一蹴される悲しみの夫(涙)

こうしてただただ戸惑う夫を救うため、そして迫りくる夫婦の危機を乗り越えるため、番組はその謎の解明に乗り出したのです。

 

男女で違う脳の働き

 

まず最初に専門家の方が説明されていたのは「男女では脳の働きが異なる」ということでした。

具体的には男性が論理をつかさどる「左脳」を多く使うのに対して、女性は感情をつかさどる「右脳」を多用するというのです。

 

 

さらに女性は両方の脳を交互に行き来できる神経回路を持っており、これに対して男性は一つの回路(脳)しか使えない傾向にあるということでした。

この具体的な脳の機能について、番組以外の資料から説明しておきますと、左右の脳を結ぶ脳梁という部位が、男性よりも女性のほうが多くあるということであり、この脳梁の多さが、左右の連携を良くして、観察力を高めるということにつながるようなのです。

 

脳梁とは、右脳と左脳の脳神経細胞<ニューロン>をつなぐ神経線維の束である。ここは、感じる領域と感がる領域をつなぎ、脳の持ち主の無意識の行動傾向を牛耳り、心を表出させるために使われる。

脳梁が太い女脳は、右脳と左脳のニューロンが密度濃く連携されている。連携ニューロン数が多ければ、認知に使われる機会も多いので、右脳と左脳の連携度も高い。男はこれが少ない。

左右の連携がいい女性は目の前のつぶさに観察して、わずかな変化も見逃さない

キレる女 懲りない男 ──男と女の脳科学 (ちくま新書)より

 

 

実際に番組でも、旦那さんが昔あることで取った行動が、奥様にとっては非常に不愉快でしたが、さらにそのことを旦那さんがすっかり忘れてしまっていることに対して「自分はこんなに細かく覚えているのに!」と、より怒りを露わにしていました。

これなどはまさに左右の脳を結ぶ脳梁の差からくるすれ違い、というものなのでしょうね。

 

男女の違いは狩猟採集生活の名残りかも

 

男性は、かつての狩猟採集生活の名残なのか、とにかく獲物をしとめるために方法論を編み出す、そして一度決めると、わき目もふらずに一直線に獲物を狩りにいくという性質があるために、論理的というか、感情に左右されない意志力に重きを置くようになっていったと推測できます。(実証されたわけではありません)

確かに狩りのたびに感情に左右されていては、獲物を仕留めることなどできませんし、いちいち過去を振り返っていては、明日を見て家族を養うことなどできないでしょう。

これに対して女性は、男性が狩りに出掛けた後に、残った女性たちと野草や木の実を採集したりして、お互いのコミュニケーションに重きを置くようになっていきました。仲良く皆で作業するために必要なスキルだったのでしょうね。

こうした古代からの生活様式によって、男女間の脳の機能の差が表れるようになります。

その一方で!

最近の夫婦間では、奥様のほうが男性らしい言動をするケースもあるとか!

 

from: Take the Lead Women

 

番組でも、バリバリのキャリアウーマンだった奥様が、温和な旦那さんに結構キツイ言葉を投げかけたり、男性さながらに粗野な行動をしたりするシーンを映していて「こわー!」とビビッてしまいました(笑)

いわば女性の男性化ということでしょうか?

これはそうした女性が競争が激しい社会生活で適用するために、それに適応したホルモンを分泌させた結果なのでしょう。

このホルモンはテストステロン。

テストステロンは「やる気を出す時やモチベーションを保つために」必要なホルモンなので、本来は狩猟生活に従事していた男性に特有のはずですが、近年は女性の社会進出が進んだために、ホルモン上の変化が起きて結果的に「男性らしい」女性が出てくるようになったのですね。

 

ホルモンこそが希望の星!

 

以上のことを考えると、ホルモンというのが、いかに「男らしさ」「女らしさ」を決定づける際に重要な役割を演じているかが分かりますね。

環境や行動によってホルモンバランスが変化するということは、逆に考えると、そのホルモンが分泌されるような環境に身を置くか、行動をすれば「人為的にホルモンが選択できる」ということ。

ここで少し話を変えてみましょう。

女性が男性に怒りをぶつける理由の大きな一つとして「共感してくれない」というのがあります。

たとえば奥様が仕事や育児で悩んでいて、そのことを旦那さんに相談しても「うん」とか「ああ」とかしか言わずにまともに取り合わなかったり、たとえ相談に乗ってくれたとしても、具体的な方法論ばかりに終始して「気持ち」に寄り添ってくれないというところが不満の原因になっているようでして。

男性視点でみれば「具体的な解決策をちゃんと考えて話しているのに、なぜそんなに怒るの?というか、なぜ何度も同じこと聞いてくるの?」となりますが(実際に私がそうでした)、これは奥様からすれば「解決策なんかより、私の気持ちを理解して!」となるのでしょう。

共感することを価値観の基本に置いているならば、とにかく話を聞いてほしい、つらかった気持ちに寄り添ってほしいとなるのは分かります。

でもねえ、男性的にはねえ・・・

と言い訳すると、番組で奥様から辛く当たられていた旦那さんのように「とほほ」な表情になってしまうのは必至。

そこで出てくるのが、先ほどの「ホルモン」です。

以下に番組公式HPに書かれた解説を取り上げてみます。

 

私たちの体には、複数のパートナーを獲得しようとする「テストステロン」と特定のパートナーとの絆を強める「オキシトシン」という正反対のホルモンが共存しているということですが、“愛情ホルモン”とも呼ばれるオキシトシンが分泌されれば、ただ見つめ合うだけでもオキシトシンが分泌されます。

 

見つめあうだけでオキシトシンが分泌される

 

 

これです。

この部分です。

オキシトシンの発動こそが、今回の番組の肝なのです。

それはつまり「愛情ホルモン」と呼ばれる、見るからに優し気なホルモンを意識的に出すことで、それまで刺々しかったご夫婦の関係が一気にソフティーになり得るということなのですよ。

 

オキシトシン(Oxytocin, OXT)は、視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンであり、9個のアミノ酸からなるペプチドホルモンである (Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Gly)。「幸せホルモン」、「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを緩和し幸せな気分をもたらす。

オキシトシン - Wikipedia

 

前半の説明はチンプンカンプンですが、後半赤字の部分ははっきりとくっきりと意味が理解できますね。

オキシトシンは育児を行ってきた女性に特有のホルモンで、これがあるからこそ赤ちゃんや子供には優しくなれるといえます。

しかし戦闘・興奮ホルモンと呼ばれるテストセロンが女性にも増えてきていることから、両者のホルモンは環境によって男女の差関係なく分泌されるということは分かりますよね。

ということは、優しい夫婦関係を築きたければ、お互いが「愛情ホルモン」を分泌すればいいという結論に至るのですよ。

そして実際に番組でもその方法を紹介していました。

では具体的な方法を紹介しましょう。

 

①話すときに目を合わせる

②触れ合う

③共同作業をする

 

この3つです。

これだけで夫婦の未来は明るく輝かしいものになります。

というのは言い過ぎでしょうが(笑)、こうした行動を行うことによって、愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌されて、二人の中で優しさ度数がぐんぐん増すのは間違いありません。

ほかにも外部からオキシトシンを取り入れて(鼻からの吸引やスプレーで)愛情ホルモンを外部から人為的に作り出すことで、人間関係を向上させるという方法もあるようでしてな。

それ以上に「オキシトシン」という学術用語を使わなくても、人と人が目を見て話したり、触れ合ったりすることで距離が縮まるのは、男女の差を問わずとも仕事や日常生活でもよく体験すること。

ここにさらに笑顔というキーワードを入れると、より親近感が湧くかと思うのですが、やはりこれも愛情ホルモンの成せる技かな?

もしご夫婦間がギクシャクされているという方がおられれば、一度そういったアイコンタクトやスキンシップを取り入れたらいかがかと思います。

 

最後に

番組の最後では、それまでずっと旦那さんを否定し続けていた奥様に、旦那さんがサプライズでレストランに招待してもらい、さらに花束を渡して手紙を読んでいました。

「いつも苦労をかけてすまない・・」

そんな感じのお手紙でしたが、かなり奥様の気持ちを理解している内容だったと思います。

もちろん奥様は喜ばれて(というか驚いていた!)、旦那さんのことを少しお許しになれられたような発言をされていましたね。

その後のお二人の関係がどうなるかは、これからの旦那さん次第ですが、奥様の気持ちに「共感」してあげて、時には日常から離れたサプライズプレゼントを贈ってあげると、これからの夫婦生活はより円満になるのではないかと思いますね。

こんな感じで、番組はかなり具体的な方法論でエンディングを迎えていました。

色々難しそうな説明もでてきましたが、やはり最後は「親密なコミュニケーション」そして「優しいスキンシップ」がすべてを決定づけるのですね。

最後にこんな言葉で締めてみたいと思います。

 

「男(女)はタフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」(by 「プレイバック ハヤカワ・ミステリ文庫 HM 7」レイモンド・チャンドラー著)

 

ご夫婦よ、タフで優しくあれ!

 

 

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