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【尿路結石とは~前編】激痛で深夜に病院に担ぎ込まれた女性から記事リクエストを受けました!

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タイトルにあるように、尿路結石で病院に担ぎ込まれた知り合いの女性がいまして、その方から「尿路結石について調べてくれない?」とリクエストを受けました。

その方は、たまにこのブログを読んでもらっており、今回も病院で治療を受けた後に思い出し「尿道結石、尿路結石はどこ?!」とブログ内検索をして頂いたようです。

有り難い話ですが、残念ながら尿路結石について触れたことは一度もなかったので、ごめんなさいね。

当然ながら、治療時にお医者さんから説明を受けているでしょうし、投薬などもきちんとされていると思うので、私などの説明など必要ないように思うのですが、アフターケアといいますか、日常生活で気をつけるべきこととか、そもそもどうやったら結石ができて、それを予防するにはどうしたら良いのか?ということを、もう少し詳しく知りたかったようで、私に「調べて!」となったわけです(笑)

もちろん私はお医者さんでも医療関係者でも何でもないので、あくまで書籍やネットで調べたり、知り合いの医療従事者に質問して聞いたものをまとめるだけのスタイルで書いていますので、今回もそういう感じで良いですか?ということで納得いただきました。

そんな感じで今回は「尿路結石」について、自分なりにまとめてみたものを紹介したいと思います。

どうかお付き合いいただければ幸いです。

 

尿路結石とは?

 

尿路とは「腎盂」「尿管」「膀胱」「尿道」のことをまとめて指す名称です。

この中のいずれかに石ができて詰まることを「尿路結石」といいます。

 

from: 社会福祉法人 恩賜財団 済生会

 

結石の9割は「腎臓」「尿管」(上部尿路という)にできたものを占めており、腎臓部分にできた結石が尿管に落ちてできる「尿管結石」が最もよく見られるタイプのようですね。

(*今回リクエストいただいた女性は「尿道結石」とおっしゃっていましたが、詳しく話を聞いてみると、どうもこの「尿管結石」ではないかと思われます)

では以下に、尿路結石にかかりやすいタイプ痛みの種類結石ができる経緯原因を、それぞれに説明していこうと思います。

 

尿路結石にかかりやすいタイプ

 

男性と女性では、男性のほうがかかりやすいといわれています。

特に30~50代の方に多いようです。

女性の場合だと、閉経期になる50代以降に発症が増えるケースが多いようで、これはホルモンの減少も関係しているといわれていますね。

近年では、男女とも中高年層に多く発症が見られるようです。

肥満とも深く関係しているといわれ、尿路結石の男性患者の約40%、女性患者の約25%が肥満がみられます。

肥満による結石のリスクともに、高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病も併発するパターンも多く、生活習慣全体の改善が必要になってきますね。

ほかにも運動不足の人や寝たきりの人なども結石のリスクが高まります。

特に寝たきりの人は、カルシウムが骨から血中に溶けだし、尿に大量に排泄されるので、カルシウム結石ができやすくなるようです。

これを防ぐには、こまめな水分補給と、介助者によるリハビリ運動を行うことが大切なんですね。

 

尿路結石による痛みの種類

 

疝痛発作

最も典型的な痛みとされるのが「疝痛発作」と呼ばれるものです。

疝痛発作は、背中やわき腹、下腹部に起こる激痛のことで、おそらく今回リクエストいただいた知人女性も、この発作によって病院に担ぎ込まれたのだと思います。

この発作の多くは、腎臓でできた結石が、狭い尿管に落ちるときに発生するようです。

このとき落ちた結石によって、尿管が詰まってしまい、尿がせき止められて腎臓に逆流しまう、そしてそのために腎盂と呼ばれる部分に急激な内圧がかかるため、尿管が尿を押し戻そうと激しく痙攣をおこすのです。

 

「Renal pelvis」と書かれた部分が腎盂

 

同時に腎臓を覆っている腎被膜も緊張するので、これらすべての現象が合わさって激痛が発生するということなのですね。

*腎機能が防衛反応として尿の産出を抑制したり、結石が移動して尿が流れることで発作は収まることがあります。

 

血尿

結石の詰まりによって起こる痙攣や、結石が移動することで、尿路の被膜を傷つけてしまうことによって起こります。

血尿そのものが結石の原因ではなく、あくまで結石が出来た結果の現象になりますが、痛みを伴わない結石もあるので、血尿が出ることで一つの目安として考えられます。

この場合は、尿路結石だけでなく、様々な病気の可能性が考えられますので、まずは病院で診察を受けることが大切です。

 

頻尿および排尿困難

結石が膀胱内にあるときは、頻尿や残尿感をもたらすことがあります。

結石が尿道にあるときは、排尿痛や排尿困難が起こるといわれています。

いずれも結石がとどまることで、尿が残留してしまうと細菌感染の恐れが出てきます。

 

尿路結石ができる経緯と原因

 

体中の様々な不純物や老廃物が濃縮されたものが尿です。

その尿の成分バランスが崩れたり、濃くなってしまうと、結石が発生しやすくなります。

結石を起こす原因となる物質として代表的なのが、

 

・シュウ酸カルシウム

・リン酸カルシウム

・尿酸

・シスチン

・リン酸マグネシウムアンモニウム

 

の5つです。

この中でも最も比率として多いのが、シュウ酸カルシウムで、尿路結石の8割を占めるといわれています。

またこのブログでもおなじみの尿酸による結石は、尿中に尿酸が多いときや、尿が酸性化しているときに尿酸が結晶化して起こりやすくなります。

NHKガッテンの「尿酸値」を下げる食品の秘密は牛乳にあり!

シュウ酸カルシウム結石では、カルシウムとシュウ酸が尿の中で飽和しており、それらが溶けきれずに結晶化することで「結石」を作る特性を持っています。

通常はそうした物質が結晶化しても、それを結合して大きくさせないような成分が尿の中に含まれているため、多くは尿とともに流れていきます。

しかしこれが何らかが原因となって(食生活の乱れ、代謝異常、水分不足など)、尿の中の成分バランスが崩れると、結晶が大きくなったうえに互いの結合が進み、結石を作り出してしまうのです。

 

動物性脂肪を多く含む食事が原因? 

 

 

食生活の欧米化により、ほとんどの尿路結石が本文冒頭に挙げた「上部尿路結石」に当たります。

上部尿路結石は腎臓、尿管の部分にできる結石で、その原因物質の多くはシュウ酸カルシウム結石です。

このシュウ酸カルシウムは、動物性脂肪を摂りすぎることでも起こる結石だといわれています。

以下にそのメカニズムをまとめてみました。

 

脂肪を摂る

体内で分解されて脂肪酸に

腸に到達

カルシウムと結合しやすい脂肪酸が、腸管内でカルシウムと結合した結果、便として流される

 残された相棒のシュウ酸はそのまま尿の中に排泄されるが、これがまたカルシウムと結びつき、シュウ酸カルシウム結石の原因となる

 

つまり動物性脂肪を摂りすぎて脂肪酸が増えると、尿中へのシュウ酸の排泄量も同じく増量して、その結果、シュウ酸カルシウム結石が発生するという流れになります。

 

カルシウム不足による尿路結石

 

従来はカルシウム結石を防ぐために、カルシウムを控えめにしたほうがよいといわれていましたが、近年ではカルシウムをしっかり摂取することで結石を防ぐことができる、という説に変わってきているようです。

ほとんどの食物に含まれるシュウ酸は、腸管内にあるカルシウムと結びついてシュウ酸カルシウムの結晶に変わります。

これは水に溶けにくい性質をもつために、便として体外に排泄されます。

そのため尿中のシュウ酸の量が減り、結果、尿路結石になりにくい、ということになるのです。

ただ過剰なカルシウムの摂取は、逆に結石を発生させやすくなるので、適度の摂取が必要になってきます。(一日600~800gが最適)

今回、尿路結石を患われた女性も、普段から牛乳を飲まない生活を続けていたようで、それも結石ができた一つの要因だったのかもしれません。

 

女性ホルモンの減少による尿路結石

 

女性は更年期を過ぎると尿路結石にかかりやすくなるようです。

男性は40歳代から増えてくるのですが、閉経後の女性は男性と同程度の比率で発症率が上がっていきます。

これは女性ホルモンの減少によるもので、更年期には女性ホルモンの分泌が急激に衰えていき、体にさまざまな変化が訪れます。

その一つに骨粗そう症があり、尿路結石はこの病気が引き金となって引き起こされるようです。

そのメカニズムを説明しますと、骨は新陳代謝を絶えず繰り返していて、古くなった骨は壊され、新しい骨の再生が進みます

このときに女性ホルモンであるエストロゲンが新陳代謝を促し、骨の健康を維持しています。

 

 

しかし更年期を過ぎると、エストロゲンが減少し、骨の再生が破壊に追い付かなくなり、そのため骨に含まれるカルシウムが血中に溶けだしてしまい、骨がスカスカになってしまいます。

これが骨粗そう症の原因です。

血中に溶けだしたカルシウムは、体内のカルシウム濃度を一定に保たせる機能が働き、尿の中に排出されます。

このためにカルシウム結石が引き起こされる、と考えられているのですね。

男性の場合だと、男性ホルモンが結石の主成分であるシュウ酸を増やす働きがありますが、女性ホルモンには結石を防ぐクエン酸を増やす働きがあり、女性が男性よりも結石を患いにくいのには、こうしたホルモンによる違いが大きく関係しているのだとか。

しかし更年期を過ぎて女性ホルモンが減少してしまうと、クエン酸の量が減る一方で、先ほど述べた血中に溶けだしたカルシウムの量が増えてしまうため、尿路結石を生み出す素地を作ってしまうということになります。

 

尿期結石の予防法

 

簡単に自宅でできる予防法について触れていきたいと思います。

 

1.水分をしっかり摂る

 

 

まずは水分をしっかり摂ることです。

水分を摂って尿の量を増やすことで、結晶化を防ぐ効果を狙います。

尿の量が増えると、尿路の活動も活発になるため、不要なものが尿とともに排出される。

尿路の中を常にきれいに保つ働きが「水分の摂取→尿量の増大」にある、というわけですね。

飲むべき水分の種類ですが、清涼飲料水やジュースは砂糖を多く含むために良くありません。(多すぎる砂糖の摂取は、尿へのカルシウムの排出につながります)

アルコールもシュウ酸、リン、糖分を含むため、カルシウム結石の原因となります。

またアルコールの分解時に水分を使うため、尿が濃くなり、これも結石の形成を促してしまいます。

尿酸による尿路結石のリスクとしては、ビールがプリン体を多く含むために特に危険ですので、控えるようにしましょう。

ほかにも、コーヒー、緑茶、紅茶、ウーロン茶などは、シュウ酸が含まれているので、大量の摂取はやめておいたほうが良いでしょう。

一番安全なのが、水道水、ミネラルウォーター、ほうじ茶、麦茶です。

可能な限り、これらを中心に水分補給されることをお薦めします。

 

2、動物性たんぱく質、脂肪を控える

 

 

動物性たんぱく質を多く摂取することで、血液が酸性に傾き、尿中へのカルシウムの排出が増えてしまいます。

プリンタ体も多く含むため、尿酸結石を形成してしまうことも見逃せません。

動物性脂肪の摂りすぎは、尿中へのシュウ酸の排出を促し、シュウ酸カルシウム結石の大きな原因となります。

 

3、シュウ酸を多く含む食品に気を付ける

結石を形成する物質の中で最大の力を持つのが「シュウ酸」です。

シュウ酸を特に多く含む食品としては、以下のものが挙げられます。(対応策も併記しておきます)

 

◎ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、レタス、サツマイモ、ナス

→水に溶けやすいシュウ酸の性質を利用して、ゆでる調理法で対応

→カルシウムと一緒に摂取すると便として排泄されるので、カツオ節やちりめんじゃこ、クリームやグラタン、味噌汁など、カルシウムを多く含む食品で合わせるようにして対応

 

◎緑茶、コーヒー、ココア、紅茶、ウーロン茶

麦茶やほうじ茶で対応

→コーヒーやココア、紅茶にはミルクを入れることでカルシウムと一緒に摂取して対応

 

以上の食品・飲み物を摂りすぎないことと、調理法・飲み方を変えれば、尿中のシュウ酸を減らすことができるので、毎日の生活の中で工夫していきましょう。

 

4、カルシウムや炭水化物、クエン酸を適度に摂取する

 

 

カルシウムには腸管の中でシュウ酸と結びつき、便として排泄される働きがあるため、適度に摂取することで、シュウ酸カルシウム結石の結晶化を防ぐ効果があります。

炭水化物に多く含まれる食物繊維マグネシウムには、尿中へのカルシウムとシュウ酸の排出を防ぐ効果があり、特にマグネシウムには、尿路結石の形成を防ぐクエン酸の尿への排出を促すため、摂取すべき成分となります。

クエン酸は、尿中でカルシウムとシュウ酸の結合を抑え、尿路結石で最も多いシュウ酸カルシウム結石の形成を抑える効果があるので、こちらも積極的に摂取しておきたい成分の一つです。

以下に具体的な食品をまとめておきましょう。

 

◎カルシウムを多く含む食品

 

 

・チーズ、ヨーグルト、牛乳(乳製品)

・ひじき、わかめ(海藻類)

・干しエビ、ワカサギ、しらす干し(魚介類)

・モロヘイヤ、小松菜、菜の花(野菜類)

・がんもどき、生揚げ、木綿豆腐(大豆類)

*酢はカルシウムの吸収を高めるので、工夫して合わせるようにしましょう。

 

◎マグネシウムを多く含む食品

・玄米、そば、アサリ、牡蠣、緑黄色野菜、海藻類、ナッツ類

 

◎クエン酸を多く含む食品

・柑橘類(果物)、梅干し、食酢

 

5、プリン体、塩分・糖分は控える 

塩分は過剰摂取すると、ナトリウムだけでなく、カルシウムの尿中への排出が増えるため、シュウ酸と結びついて結晶化するリスクがあります。

砂糖の過剰摂取も、血液を酸性へと傾かせ、それを中和するために骨のカルシウムが溶け、尿の中へのカルシウムの排出を促してしまいます。これもカルシウム結石の要因となってしまうのです。

プリン体は尿酸の形成を促すので、痛風や尿路結石、腎障害などの病気のリスクが増えます。

プリン体を多く含む食品については、こちらの記事に詳しく書いていますので、参考にしてください。 

【痛風対策】尿酸値を上げないための食事法とは?

 

生活習慣の改善法

 

尿路結石の多くは生活習慣からくる病気の一つです。

肥満やメタボに密接な関係があるとされ、これらを防ぐ生活習慣に変えることで、尿路結石のリスクも減らすことができます。

月並みですが、規則正しい生活3度の食事のバランス適度な運動がすべての生活習慣病の改善の鍵となるでしょう。

とくに食事の改善は大切で、夕食を摂取してから就寝までの時間を意識する必要があります。夕食から就寝まで4時間を空けておくことが大切ですね。

夕食後にすぐに寝てしまうと、結石形成を促進する物質が尿中に排出されていくだけでなく、睡眠中は水分の補給がなく、呼吸や寝汗で水分が失われていくので、尿そのものも濃くなっていき、結石が出来やすくなります。

水分の適切な摂取は、尿路結石の予防に非常に大切な要素ですので、就寝前にはコップ一杯の水を摂ること、「夕食→就寝」までの時間を可能な限り空けるようにしましょう。

 

まとめ

 

駆け足でまとめてみましたが、如何だったでしょうか?

大まかな感じで、それぞれの症状や予防法をまとめたので、欠けている部分もあるかと思いますが、そのあたりはまた次回以降にでも補足できればと思っています。

しかしこうやって見てみると、自分自身の生活でも改めるべき点が多々あるなと感じましたね。

年齢的なリスクもそうですし、食べ物や飲み物など、尿路結石を促すものをほぼ毎日摂取しているような気がします(苦笑)とくにシュウ酸が・・・(汗)

もちろんどれも「食べてはいけない」「飲んではいけない」というのではなく、あくまで「摂りすぎない」「偏りすぎない」といことが大切なので、そのあたりを気を付けて、これから過ごしていきたいものです。

次回は続編として、結石についてのもう少し突っ込んだ内容や、生活習慣予防法などに触れていきたいと思いますので、また良ければお付き合いくださいませ^^(→【尿路結石とは~後編】激痛で深夜に病院に担ぎ込まれた女性からリクエストを受けました!

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参考文献:

スーパー図解 尿路結石症