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【医療用ロボット】高齢者の足腰をサポートするロボットスーツが実用化に!

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先日、NHKのニュースを見ていて「サイバーダイン社が開発した・・」というアナウンサーの声を聴いて「ピクッ!」と体が反応してしまいました。(*NHKニュースサイトの該当記事リンクが切れていたので、参考記事リンクを張っておきます)

プレスリリース&イベント - CYBERDYNE

サイバーダインといえば、ターミネーター2で人類と対決するコンピュータの親玉のこと。

もともとは人間のロボット技術者が設立した企業名でしたが、その中枢を司るマザーコンピュータが自分でものを考えるようになり、やがて人類との全面対決を始めていくという、いわばAI(人工知能)の究極体のような存在です。

その軍団がターミネーターだという話。

そのターミネーターを中学生、高校生の時にリアルタイムで見て育ったハリウッドアクションSF映画全盛時代の自分からすれば「サイバーダイン」というと、一も二にもなくあのサイバーダインを想像してしまうのですが、真実のサイバーダイン社はもっと社会に役立つ未来創造型の企業さんだったようですね。

 

サイバーダインが開発したロボットスーツとは?

 

今回ニュースで報じられていたのは、高齢者が腰に装着して、立ち上がるときのサポートに使用されるというロボットスーツでした。

ニュースの要点をまとめてみると、

 

・腰に取り付ける

・脳から出る電気信号を捉えてモーターが稼働し、立ったり座ったりする動作を補助する

・重さは3キロ

・足腰の力が弱ったお年寄りなどに使ってもらう目的

・来月から介護施設向けに販売予定

 

とのこと。

すでに同社は介護支援用のロボットスーツを複数開発しており、今回はその改良型となるようですね。

この形とほぼ同じロボットスーツの写真がこちらです。

 

from: cyberdyne.jp

 

最初に開発された医療用ロボットスーツは、完全に下半身全体をカバーするスーツになっていて、その技術が応用されて今回の製品開発に発展したとのこと。

同社のホームページを見てみると、下肢用のロボットスーツのほか、肘や作業用の腰スーツなど、複数の同型スーツが発表されていることが分かります。

www.cyberdyne.jp

同社はすでに、先ほどの下半身装着型ロボットスーツで「難病患者の歩行機能を改善させる効果が期待できる」として国から医療機器としての承認を受けているとのことで、日本の将来を大きく変える可能性を持った分野のトップランナーといえると思いますね。

今回リリースされた製品は、主に高齢者用、すなわち介護を受ける側に焦点を当てたスーツ仕様になっていますが、すでにリリースされている同型の介護支援スーツは、こちらの専門機関のように多くの施設が導入していると考えられます。

www.seirei.ac.jp

今までその存在は耳にしたことはありますが、こうやって実際に目にしてみると、まさに介護業界の未来を大きく変える可能性を持った画期的なロボットスーツだという実感を持てますね^^

 

サイバーダイン社とは?

 

さてここからは私の個人的探求心から始まる章です(笑)

なにせあのサイバーダイン社なのですから、その設立者とか成り立ちがかなり気になるというもの。

本当にターミネーターと関係がないのか?!

ではまず創業者の方のプロフィールをご覧いただきましょう!

 

from: youtube

 

山海嘉之氏。

サイバーダイン設立者、現CEO。

筑波大学大学院工学研究科出身。

1978年~1897年:

筑波大学講師、助教授、米国・ベイラー医科大学客員教授、筑波大学機能工学系教授を経て、筑波大学システム情報系教授、筑波大学サイバニクス研究センター長。

人・機械・情報系を融合複合した新学術体系を確立し、サイバニクス(Cybernics)と命名する。

2004年~

大学発ベンチャー企業「サイバーダイン株式会社(CYBERDYNE Inc.)」を設立。

世界初のサイボーグ型ロボットであるロボットスーツ「HAL」を開発した

(参考:山海嘉之 - Wikipedia

 

以上が氏の略歴になります。

日本が誇る科学技術の総本山アカデミー、筑波大学の出身であられるのですね。

氏がロボット工学の道に歩むきっかけになったのは、子供の頃にアイザック・アシモフのSF小説と石ノ森章太郎氏のSF漫画「サイボーグ009」を読んだことがきっかけになったとか。

そういえば、石ノ森章太郎氏に少し風貌が似てなくもないですね。

 

from: 1242.com

 

さて問題の(私が勝手にしているだけですが苦笑)映画のサイバーダイン社との関係ですが、はっきりとしたことは私の調べた限りでは分かりません。

ただwikiの「サイバーダイン」によれば、

 

社名は、映画「ターミネーターシリーズ」に登場する企業と同じである。その縁で、2009年の『ターミネーター4』公開時には、監督のマックGと山海が対談した。この中で山海は、「私の学術の分野の名称が『サイバニクス』といいます。『サイバニクスを要する分野の技術を使って、力を作り出す』ということで、力を意味する『ダイン』。サイバニクス+ダインで、サイバーダインというわけです。ただ、私は18時を過ぎますと、『ターミネーター』が大好きです、と答えるようにしています(笑)」と述べた。

 

と触れられており、必ずしもどちらかが似せて作った、ということはなさそうです。

映画のオリジナルは1984年に制作されたので、山海氏のサイバーダイン社設立がその20年後であることを考えると、ひょっとしたら先生、映画から名前を拝借したのでは・・と畏れ多い邪推が生まれなくもないのですが、まあ基本的には先ほどの山海氏の説明にもあるように、学術名から発展した名称であることから、映画との関連性は限りなく低いと思いますね。

というか、同社が開発した素晴らしい製品とそれがもたらす日本社会、いやさ世界文明における多大なる貢献の可能性を考えれば、名称が似てるだの、いずれ人類がロボットに支配されるだのといったマンガ的発想は、まさに映画やマンガの中だけで収めておけよといわんばかりのリアリティーが、すでに手に届くところにあるという凄さ。

これからもより精度と用途を広げた「全介護対応型」ロボットスーツが生まれることを期待しています。

 

まとめ

 

最後の章はかなり個人的な趣味に走ってしまった感がありますが(笑)、創業者である山海氏のプロフィールを紹介させていただいただけでも、少しは実りあるレビュー記事になったのではないかなと自画自賛気味に思わせて頂いております。

ロボット産業は少子化が進む我が国の基幹産業になり得る(実際になっている)重要な分野の一つで、そこから生まれた一つの製品がまさに実際の介護現場に導入される映像を目の当たりにしたことで、久しぶりに血潮が湧きたつ思いがありました。

ロボットに対するスタンスとしては、山海氏も石ノ森章太郎氏の影響を受けたといわれているように、多くの日本人にとって決して敬遠すべき存在ではないのでしょう。

それに比べて欧米社会ではキリスト教の教えが関係しているのか、そのへんはよく分かりませんが、昔から映画や小説でも、ロボットと人間を区別して描いているような印象があります。

もちろん利用すべきところは利用するという合理的スタンスがあるために、軍事技術としての発展を許容している面があるとは思うのですが、精神の深いところでは、何かこう、人間とは相入れない存在としての認識が根付いているような気がするのですよね。

そこへいくと、日本は鉄腕アトムに代表されるように、人間と厳しく区別しない文化が昔からあるように思いますし、それは妖怪やお化けなどの人でない存在を絵画や物語として描いてきた日本人の精神文化と深い繋がりがあるのではないかとも感じます。(その昔に京極夏彦氏の妖怪系小説を読んで、その思いは強くなりました)

そう思えば、今回の介護用ロボットスーツの実用化は、いかにも日本人らしい発想だと思いますし、山海氏も同社の研究開発に対する海外からの軍事利用の話は全て断っていると発言しているように、そこは日本人としての、いや科学者として最後の一線を守り切る「誇り」のようなものも感じます。

すべての物語は石ノ森章太郎氏から始まった・・・

氏の精神を辿るために、日本のロボットのこれからを読み解くためにも、「サイボーグ009」をもう一度読み直してみようかと思います^^

 

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