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【NHKガッテン】難聴が認知症の原因?運動と聴力チェックで脳を守ろう!

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今回のガッテンは「認知症と聴力」です。

www9.nhk.or.jp

聴力の低下は高齢者がかかる老化現象の一つ。

低下がひどくなると難聴という症状に至ってしまい、周囲とのコミュニケーションが困難になってしまいます。

ただ難聴が恐ろしいのは、聴力の低下そのものだけでなく、それによって脳にかかるダメージが大きくなるということ。

結果的に認知症にまで発展してしまうこともありえるので、これは非常にやっかいなことですね。

番組では、難聴に至る原因と経緯、その結果訪れる認知症への道のりを分かりやすく説明していました。

では番組の流れに沿って今回もレビューしていきたいと思います。

 

難聴の一歩は「耳の毛」が抜けることから

 

番組では冒頭に昔の体温計と現在の体温計の音を聞き比べるところから始めていました。

現在の体温計は昔と違って音が異なっており、これは家電製品全般にいえることだそう。

理由はここではっきり述べていなかったように思いますが、おそらくこの後に出てくる「加齢によって、ある一定の音が聞こえにくくなる」という傾向を商品に取り入れて、高齢者にもきちんと聞こえるような音域に製品の音を合わせた結果だと思います。

ではその「聞こえにくくなる音」とはどのようなものでしょうか?

そのポイントは、

 

鼓膜の内側の毛

 

にありました。

 

from:Naked Security

 

内側の毛とは、学術的な言葉で言うと「有毛細胞」と呼ばれています。

有毛細胞は「蝸牛」と呼ばれる聴覚をつかさどる器官の中に存在し、蝸牛の働きの中でその力を発揮します。 

蝸牛の働きは大まかにいうと、

 

外部からの音

鼓膜や耳小骨を経て振動になる

振動が、蝸牛の内部に満たされたリンパ液を介して、蝸牛管内部にある基底膜に伝わる

最終的に蝸牛神経を通じて中枢神経に情報を送る

 

となっており、いわば脳への情報伝達器官というべきで、この蝸牛のさらに内部にある「有毛細胞」によって、振動を電気信号に変えて、脳に情報を伝達するというのです。

その働きですが、「有毛細胞」は、外側から内側へと高い音から順に反応するように並べられていて、その細胞の1つ1つに音に反応する「毛」が生えています。

  

from:anatomybox.com

 

この毛(感覚毛)を揺らすことで、音の振動が細胞の電気信号に変換され、脳へと伝達されていきます。

番組では、この有毛細胞に音を聞かせて、それに反応して踊るように動く「毛」の動きを映していましたが、ゆらゆらとシェイクするように動いて、見ていてなかなか楽しいものがありました(笑)

そしてここからが本番ですが、このいわゆる「耳の毛」(有毛細胞)は、一度抜けると生えてこない、ということ。

しかもその抜け落ちる場所というのは、蝸牛内部の手前から始まります。

耳の毛は手前から高い音を捉えるように並べられているので、この手前の毛が抜けることで、必然的に「高い音が聞こえなくなってしまう」のです。 

耳の毛(感覚毛)が抜け落ちることで耳の聞こえが悪くなっていく症状は「老人性難聴」とも呼ばれますが、はじめは高い音から中音域、低音域に聞こえなくなっていく特徴は、まさに感覚毛の抜け落ちる順番に由来していると思います。

こうした難聴に至る原因となる「耳の毛が抜ける」理由は、

 

・体質

・ヘッドフォン大音量や車の騒音

 

などが挙げられます。

この中でも最近は特に目立つのが「ヘッドフォンの使用」ですが、これは若い人に多く、実際にアメリカでは若い人の難聴が増えているとされ、社会問題にもなっているようですね。(*ヘッドフォンの使用は60分以内に収めておくと良いようです。)

番組からは少し離れますが、スイスの補聴器メーカー「フォナック」が2006年にHear the worldという財団を設立し、それを通じて様々な啓蒙活動が行われ、俳優やミュージシャンなどセレブも参加しているようです。

社会貢献 Hear the World | 補聴器のフォナック

難聴は世界的にも多く、世界人口の16%もの人々が罹患しているようで、そのサポート活動の一環として、以下のような動画が紹介されていました。

 


Hearing Loss Simulation - Hear the World Song

 

耳が聞こえなくなることはあまり実感が湧きませんが、動画の途中で突然音楽が聞こえなくなる状態が作られていて、難聴の人の体感を体験でき、実際の状況を少しですが、理解できるようになっています。

これを聞くと日頃からケアしておくことの大切さが分かりますし、苦しんでいる人々へのサポートの必要性も感じますね。

 

耳の状態の調べ方

 

番組では「自分の耳の状態を確認する方法」について紹介されていました。 

「ペンチ」

この言葉を聞いて、きちんと聞き取れるかどうか、です。

これを「ベンチ」や「でんち」「でんき」と聞き取ってしまう人は、難聴の恐れありです。

これは母音と子音の音の違いにあります。

母音(あいうえお行)は音が低く、子音は音が高いので、子音の音を聞き取れない人は、高い音を聞き取る感覚毛が抜け落ちてしまっている恐れがあります。

聞き取りにくくて生活に不自由が出てきた場合は、まずは耳鼻科で相談を受けるとよいようですね。

こうして高い音が聞き取れにくくなることで発生する「難聴」ですが、意外にそうした傾向にある人でも、普段の会話は不自由しないというパターンが多いようです。

これは耳に入ってくる情報が間違っていても、脳が情報を補正して判断するからだとか。

なので、多少耳の聞こえが悪くなっても、特に問題はなさそうに思えますが、実は聞こえの悪い状態が続くと、やっかいなことが発生します。

 

難聴と認知症のリスク

 

難聴の人の脳画像をみると、脳が萎縮している様子が映し出されていました。

音を司る部位が萎縮すると、記憶に関する部位も衰えるのだとか。 

総じて会話などの脳を働かせるコミュニケーションが不足すると、認知症にかかりやすくなるということ。

ほかにも「耳から入る音の情報が少なくなることなどから、脳が萎縮しやすくなる」というのもあり、医学的な研究がこれから期待されます。

番組では実際に耳が不自由になった方を例に挙げて、再現フィルムを紹介していましたが、耳が聞こえにくくなることで、周りとの距離を感じてふさぎ込んでしまうという悩みを打ち明けていました。

その方は病院で補聴器をつけたところ、耳の聞こえが良くなって、再び楽しい毎日が戻ったといいます。

なので、たとえ難聴になってしまっても、いたずらに恐れることはなく、きちんと専門機関で診断を受け、適切な補聴器を付けることがベスト。

補聴器の機能は、聞こえにくい音だけを強くして調整されるので、専門機関できちんとした検査を受けるようにしたいものです。

 

難聴の早期発見方法と予防法

 

自分が難聴かどうかをチェックする方法です。

先ほどでてきた「ペンチ」の聞き取りの総まとめのような感じになっていました。

 

・ふいに話しかけられると聞き取りずらい(脳の補正が間に合わない)

・人の名前を間違える(子音が聞き取れない)

・車の音がしてもどこから来るかわからない(音の方向がつかめない)

・小声は聞き取りにくいが大声は響く(音量の調節機能の低下)

認知症を防ぐカギ!あなたの「聴力」総チェック! - NHK ガッテン!

 

そして意外なことですが、耳の中で音を感じる「毛」の大敵は

血流不足

ということ。

これを防ぐためにも、「有酸素運動」などで普段から血行を良くすることで、動脈硬化を予防し、耳を健康に保つために重要と考えられています。

ウォーキングや水泳、エアロバイクなどの運動から、階段の上り下りや日常の動きでの体操など紹介してきましたが、こうした運動・体操が実は耳の健康にも役立つということですね。

運動は食事療法と同じく、健康維持には欠かせないものの一つですが、こうしてみると人間の体というのは「動く」ために進化してきたのだなと、あらためて実感することができます。

 

まとめ

 

以上が今回のガッテンの番組レビューです。

今回の番組内容で、難聴が認知症に結び付く流れを大まかにですが、少しは理解できたような気がします。

一定の音が聞こえにくくなるだけで、普段の会話には不自由しない、でもそれを放置すると認知症のリスクが高まる・・・

老化は誰にでもくるもの。

決して他人事ではなく、いつかは必ずやってくる自分の未来を見るような感じで、食い入るように見入ってしまいました。

もちろん怖いことだけでなく、難聴になってしまった場合にも補聴器があれば安心なことや、運動を通じて予防できる方法を知ったことは、非常に大きな収穫だったと思います。 

これからは定期的に「ペンチ」と家族や周りの人に言ってもらって、自分の耳の状態を確認するようにします^^

juntarouletter.hateblo.jp