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【大阪北部地震】避難所でエコノミークラス症候群にならないための予防法

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昨日の6月18日午前に起きた大阪北部地震。

震源地の震度は6で、周辺の関西地域も相当程度に揺れました。

私も職場で揺れを体験しましたが、かなり大きな揺れで、20数年前の阪神淡路大震災の時のことを思い出してしまいました。

www.bousai1000.com

今回の揺れで震源地となった大阪市北部では、住民生活にかなりの被害が出ているようで、水やガスの供給の停止などにより、千人近くの住民の方が避難所に身を寄せているといいます。

www.sankei.com

一日も早い復旧を願いますが、高齢者が多い地域だと、避難された方の数も多数おられる可能性も考えられます。

地域や公共機関の支援が得られる避難所は、一時的な避難の場としては最適ですが、多くの人が共有するスペースのために、使用できる空間が限られていることが多く、そのため狭い空間で長時間過ごすことで生じる「エコノミークラス症候群」の危険性が高まるとも言われています。

今回はそんな避難所で起こる可能性の高い症状について、その原因と対策法を専門機関の情報をもとにまとめてみました。

 

エコノミークラス症候群とは?

 

もともとは名前が示す通り、飛行機の座席で生じる症状です。

コトバンクによれば、

 

・飛行機の狭い座席に長時間座っていた乗客が、機から降りた直後に倒れる病気。ロングフライト血栓症ともいう。足の静脈に血の塊ができ、その血栓が肺に詰まって呼吸困難や心肺停止を招く肺塞栓症(肺動脈血栓塞栓症)を起こす。

・飛行中の航空機内は湿度が20%程度まで低くなり、体の水分が失われやすい。また、0.8気圧程度までしかならず、1500m級の山にいるのと同じ状態となる。

・これらの条件から血液の流れが悪くなり、血栓ができやすくなる。機中で尿が出やすくなるアルコールやコーヒーを飲んで、さらに水分が失われる。

・こうして足にできた血栓が、着陸後に動き出した途端に血流に乗って肺に入り、肺の血管をふさいでしまうことから発症する。

エコノミークラス症候群(えこのみーくらすしょうこうぐん)とは - コトバンク

 

と規定しています。

エコノミークラスと付けられていることから、文字通り「安い一般席」の狭い空間で起こりやすい症状というわけですね。

私も若いころにヨーロッパを一人旅したことがあり(バックパッカー)、往復の飛行機チケットを格安プランで購入したために、当然ながらエコノミークラスでしたが、やはり狭い空間で4人座席が並ぶような感じで、長時間のフライトでしんどい思いをした覚えがあります。(24時間以上)

航空会社でも対策法が公式サイトに載せられており、かなり頻繁に起こる症状のようですね。

飛行中(快適な空の旅のために)- JAL

そんなエコノミークラス症候群が、避難所生活でも起こり得るというのは、今までに発生した震災後の避難所報告で確認されています。

厚生労働省も対策法をホームページで発表しており、災害が多発する日本では必須の知識となってきているようです。

www.mhlw.go.jp

そんなエコノミークラス症候群の対策法はどのようなものなのでしょうか?

 

エコノミークラス症候群の対策法

 


 

飛行機内だけでなく、避難所や車中泊などの狭い空間で起こり得る症状です。

その対策法をつきつめると、

 

「同じ姿勢を取り続けずに、体をこまめに動かして、水分補給をしっかりする」

 

という言葉で表せると思います。

体を動かさずに固定したままでいると、当然ながら血流の流れが悪くなります。

特に座り続ける・寝続ける姿勢だと足の血流が悪化し、静脈に血栓を生じさせやすくなるということになるのでしょう。

これまでの日本国内で発生した中越地震、熊本地震でも、エコノミークラス症候群にかかってしまった結果、震災で難を逃れたにも関わらず、命を失う原因となったといわれており、今回の大阪北部地震でも同様の注意が必要です。

www.huffingtonpost.jp

先ほども核心的な部分を言葉で述べましたが、以下に改めて日本循環器学会及び厚生労働省の発表した対策法をまとめてみました。

 

【原因】

・足の血流の停滞

・足を動かさないと、ふくらはぎの筋肉のポンプ作用の働きが弱まり、血流がゆっくりになるので、血栓(血の塊)ができやすくなる

 

【なりやすい人】

・長時間、寝たままでいる人

・長時間、座ったままでいる人

・車中に泊まって避難している人

・下肢に怪我を負っている人

・悪性腫瘍を患っている人

・以前に静脈血栓を患ったことがある人

・肥満の人

・高齢者

・妊娠中、出産後の人

 

【予防法】

・下肢の運動

・水分補給

・ラジオ体操や散歩、ふくらはぎのマッサージも有効

参照元:日本循環器学会「エコノミークラス予防法」PDF文書

 

エコノミークラス症候群の予防のために |厚生労働省

 

血流の悪化はもちろんですが、下肢の筋肉は全身の筋肉の7割を占めるとも言われているので、座り続けたり、寝続けることで衰える体力も心配です。

どちらもこまめに体を動かして、水分を補給することが大切ということですね。

 

まとめ

 

今回の大阪北部地震では都市部での震災ということで、被害者の数ももちろん、公共交通機関などのインフラへの影響も甚大なものがありました。

私の住む関西地域でも、JRがほぼ一日運行を中止していて、駅で途方に暮れている方も多く見かけました。

震災の起こった場所が上町断層の付近の可能性が高いということ、南海トラフの影響が懸念されているということなど、様々な意味で今後の危険性を予兆させるような地震だったと実感しています。

www.bousai1000.com

そんな中で一般市民が生き延びるためには、防災用品の備蓄だけでなく、災害情報の共有や伝達、そして健康管理に関する知識の習得もますます大切になってくるのではないでしょうか?

被災された方や地域の一日も早い復興を願うとともに、自分自身も今後、巨大地震や津波が発生する可能性が高い地域に住む住民の一人として、防災への取り組みをより真摯に行っていく必要があると再認識させられた一日でした。

www.bousai1000.com